砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

50歳を過ぎたら自分の顔が名刺代わり

クリスマスは今日だ。今日がクリスマスだ。猫も杓子もどいつもこいつもクリスマス・イヴばかりをチヤホヤしやがって。バローの北欧倶楽部のケーキなど半額以下になっとったがや。そんなに前日を偏愛するのなら敬老の日イヴや山の日イヴ、元日イヴは大晦日だから元日イヴイヴ、振替休日イヴも同じようにチヤホヤしてあげたらどうなんだ。はい、今日もキレそうでキレないギリギリのラインに踏みとどまっている巻頭文はここまでです。35分前にネットで「名刺は誰のもの?」という記事を読んだ。その際に僕個人の名刺はもう20年近くも存在していない事実に気が付いた。そー言えば、先日のOB会でも昔の同僚に名刺を要求されたねぇ。ここ十数年、この僕のことを知らない人物とは会ったことがない。ゆえに名刺を渡す機会も必要もなかったが、昔を知っているからこそ「ねぇ今、何やってるの?名刺ちょうだい」となるのだろう。「40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持て」とは第16代アメリカ大統領であるリンカーンの有名な言葉だが、僕曰く「50歳を過ぎたら自分の顔が名刺代わり」だがね。この年齢になってまでイチイチ名刺を渡さなければ分かってもらえないようなそんなつまらん人間になりたくはない。この半世紀の間、君たちはいったい何をしてきたのだろう。

だって、この僕だよ。