砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

私は嫌いだシリーズ第19弾:「アンチエイジング」

「気合だ!気合だ!気合だ!」のアニマル浜口に対して「嫌いだ!嫌いだ!嫌いだ!」の私は嫌いだシリーズ第19弾。私は「アンチエイジング」が嫌いだ。ん?以前にやったか?まあいい。何回でもやってやる。「年を取るのはステキなことです、そうじゃないですか~♪」という歌は中島みゆきの『傾斜』だ。この歌詞に「傾斜10度の坂道を腰の曲がった老婆が少しずつのぼって行く」とある。そっと目を閉じてジッと想像してご覧。実にビューティフルな光景じゃないか。アンチエイジングがもてはやされる昨今だが、いくら努力・忍耐・根性・資金で踏み止まったところで必ず限界はある。むしろある程度まで踏ん張ったらある日突然、雪崩の如く一気に崩れちまうぞ。だったら、年相応に老けていったほうがはるかに美しい。それをウィズ・エイジングと言う。男も女もそうだが、自然の流れに身を任せながら日々をゆったり暮らしている者たちのほうが優雅でステキだろう。岐阜大学病院の「生きているだけで御の字」という時空に身を置いていたら改めてそう感じたジイジと孫娘だった。

岐阜大学病院