砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

頑張る尺度:他人はもっと頑張っている

多種のナッツとドライフルーツがてんこ盛りのパウンドケーキが学年平均は47点と過去最低なのに今回の期末テストに限って学年3位の85点を取った数学の答案用紙より好きな杉山です。ハハハ、やればできるじゃないか杉山君。もっと頑張れよ。この物語はフィクションで登場人物以外はすべてウソっぱちです。はい、妄想するだけなら原価は0でどこのどいつにも迷惑はかけていない。今日は正しい頑張り方についてタダで講義してあげよう。あの「まいう~」の石ちゃんが焼肉を食いながら「ねぇ、このカルビって誰を基準にした1人前?」と名言を吐いたことは君たちでもご存じだろう。さらに「田園調布に家が建つ」でお馴染みの星セント・ルイスの漫才では178センチの星セントが153センチの星ルイスに向かって「お前の一歩は俺の半歩」と放ったギャグも周知の名言だろう。そうなんだよ。頑張る尺度は絶えず相対的な評価なんだよ。前回の中間テストの数学が47点だった君が、今回の期末テストで58点を取っても生ゴミ同然だ。義務教育ではその人自身が頑張った分の絶対評価をよしとするが、一歩でも世の中に出たら相対評価しかあり得ない。その頑張りは同級生のみんなと比べて上か下か。その頑張りは同僚たちと比べて上か下か。自分の中の伸長率など1ミリも関係ないし評価されない。午後1時、ゆで卵などを燻してご満悦の頑張ることが大嫌いな杉山です。

ゆで卵とソーセージの燻製