砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

地元に根差した小さな工務店の賢い生き方

この僕が悪しき慣習ワースト5に入るだろう年賀状を出すことをやめたことはご存じだよね。さらに親戚も含めて中元&歳暮を贈ることも一切やめた。ハハハ、浮いた経費で家でも建てたろかしゃん。長女が自宅を新築してから3年目に突入した。で、施工した工務店は毎年のようにOBの施主たちを集めてイベントを催している。築1年の記念日には担当者がケーキと赤い花束を持って訪れるという誰からも叩かれないどころか喜ばれるサプライズもあれば、この夏はBBQ大会が催されるらしい。1回のイベントには約30家族の100人ほどが集まると、その中で仲が良くなることもあるとか。ほう、素晴らしい囲い込み商法じゃないですか。すでに長女は1人の友達にこの工務店をそれとなく紹介したらしい。家を建てる世代はほぼほぼ同じゆえにその家族の子どもたちの年齢もほぼ同じだ。だから、毎回のイベントでは僕が大嫌いなビンゴ大会などでそりゃもう大盛り上がりだぜ。この夏のBBQ大会も今から楽しみにしていると昨日、言っていた。しかも1人につき2000円の参加費を支払うのに喜んでいる。ほう、素晴らしい囲い込み商法じゃないですか。フゥ~と吹けば飛ぶようなローカルな小っちぇ工務店でも一声かければ何千人のクチコミ営業部隊が存在していることになる。何より建てた後にもそれだけ濃厚に関われるということは、それだけ施工に自信がある証拠だろう。築22年目となった我が家の新築当時から隙間のある建具を眺めながら思うところがある僕だった。

ガラス障子