砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

大先輩の杉原千畝に「ひがむのはおよしなさい」と諭された僕@福井県敦賀市

まあ聞いてくれ。昨日、AB型の女系家族たちが来春には店名が変わるアピタ岐阜店へ行って小腹が空いたとき用にと自分たちだけの6個入りのたこ焼きを買ってきた。ま、この時点で言いたいことは腐るほどあるが、それはそれで今回はまあいい。そこで僕が「あ、これ1個ちょうだい」と言ったら「・・・。あ、いいよ」となった。おいおいおいおい、3秒前後の嫌な間があったぞ。この嫌な間が意図することは限られている。まー、腹が立って腹が立って怒りを抑えるのが大変だった僕がいた。どうせ君たちのことだから「それって本気で怒ってるの?」と思っていることだろう。本気どころか全力でキレかけとる真っ最中だがね。では、今から自分探しの日帰り旅に一滴増す!ひょっとしたらこのまま帰らないかも知れない。と、今朝のメルマガに書いた僕は、列車に乗ると敦賀駅で降りた。まずは駅前にある『喫茶 Pine』で熱い珈琲を一口すすって高ぶった気持ちを地味に地道に鎮めた。

喫茶 Pine

だが、熱い珈琲を一気にすすったせいか口内炎がさらにひどくなった。これは誰のせいだ?その後、周遊バスで金崎宮を訪れた。いつもどおりここまで来ることのできた感謝を込めて静かに合掌した。

金崎宮

だから僕は、そーいう男なんだ。こんな調子で敦賀湾を臨む金ヶ崎緑地まで一人きり優雅に歩いた。そして人道の港敦賀ムゼウムでは命のビザを発給したことで世界的にも知られる杉原千畝のビデオを最後まで見ていつもどおり感動した。同じ岐阜県出身どころか出生地まで同じ美濃市だというのに、あっちは何千人もの尊い命を救った。こっちはたこ焼きの返事に嫌な間があったと本気でひがんだ。

金ヶ崎緑地

ふ、何てちっぽけな人間なんだ、この俺は。ちなみに「ちっぽけ」と「小っちぇ」はまったく違う。この僕でも人並みに小腹が空いたりするのですぐ近くにある敦賀赤レンガ倉庫の『赤れんがcafe』で「SABAティーヤ」なるものをビールで押し流した。とりあえず現金のみの決済方法を改善したまえ。

赤れんがcafe

その後、永賞寺で大谷吉継の供養塔を丁重に拝んだ僕は、越前国の一之宮である氣比神宮を訪れた。拝殿はもとよりこの大鳥居も荘厳で圧倒的に素晴らしい。さすが日本三大木造鳥居のひとつだろう。「え?それで終わりなの?あとはどことどこの鳥居なの?このままだと私、眠れない」「ググれ」。

氣比神宮

さっきの異物がまだ胃の中にあるものの、このまま帰っても僕の分の晩ご飯が用意されている確率は極めて低い。であるならば敦賀で何か食べて行こう。ってことで本日、最初に入った『喫茶 Pine』でてんこ盛りの「ミックスランチ」をすすったりかじったり飲んだりした。今日もいい一日だったか?

ミックスランチ

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