砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

劇薬色のクロワッサンサンドと粒あんの酒饅頭と山崎孝之

あ、危ねぇ・・・、白はこしあんだった。この際、世の中からこしあんを一掃したらどうなんだ。ま、それも賛否両論だと思いますよ。だったら赤福餅だけは認めてあげる。それはそうと酒饅頭を食べるたびに君たちも思い出すことだろう。そう、名城大学を平凡な成績で卒業した僕が最初に就職した大きな会社のレトロな独身寮で同じ部屋だったあの山崎孝之を。ロッテのチョコパイをあげたら「あ、ダメだ。これ、酒が入ってる」と一口頬張った山崎は、生粋の浜松市民のくせに関東人っぽい口調で言った。「アホ、そんなもん入っとらへんわ」と僕は飲むように食いながら岐阜弁で嘲笑した。すると、一滴どころか微粒子レベルでアルコールを拒否する体質の山崎はチョコパイの箱の裏に表記してある原材料をチェックして「ほら、杉山。ここに洋酒と書いてあるだろ」と。おぉ!チョコパイって洋酒が入っていたのか!過去に286個以上は食っているだろうにまったく知らんかったし、食っている今も気づかんがや。っていうか、アルコールの検知に関しては警察犬並みの嗅覚だな。そんな山崎は今、どこで何をしてどのような暮らしぶりなのだろうか。知らんがな。一度、山崎に死なない程度に酒饅頭を食わせて反応を見てみたい。

劇薬色のクロワッサンサンドとあわしま堂の酒饅頭