砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

杉山商店の大判焼は菓子作り名人だったおじいちゃんの味

前にも言ったがすっごく重要なことなので甘党のこの僕だけどお口が酸っぱくなるほど言おう。この7月31日をもって誠に残念ながら岐阜タカシマヤが幕を閉じることは全国レベルで周知の事実だろう。ま、それは止むを得ないことだとしても地下1階にある御座候の今後が気になって仕方ない岐阜市民も多いと思う。あ、それと別館の無印良品もだ。この際、後者は置いといて、全国甘党党首の僕としては絶品の大判焼が食えなくなるというシチュエーションは沖縄本土からソーキそばやフーチャンプルーがなくなることと等しい。ま、それも賛否両論だと思いますよ。そこで町を徘徊しながら新たに大判焼を味わうことのできる『杉山商店』を発掘した僕がいる。

杉山商店

いい。屋号がいい。15代くらい遡れば親戚だったかも知れない。商品は大判焼一択どころか、その中身も粒あん一択。こしあんも白あんもなければ栗あんなど言語道断だ。そういうところが潔くて最高にいい。さすがは15代くらい遡れば親戚だったかも知れない杉山商店の生き様だ。

杉山商店の店内

ジブリ映画に出てくるような女将さん曰く「昭和11年創業でね、あんは私が炊いとるよ」と。菓子作り名人だったおじいちゃんの味を今も守り続けているのは素晴らしいことだが、僕的には15代くらい遡りたいので江戸時代の創業じゃないと話が成立しないんだよ、粒あんベイベー。

杉山商店の女将さん

そそくさと自宅に帰った僕は、1個200円のそれを電光石火で一口頬張った。ほう、御座候の2倍以上のお値段だけのことはある。特に粒あんが極めていい。ちょっと皮にクセはあるものの時間が経ってもちっとも硬くなっていない。じっちゃんの名にかけて、これはオーブンで焼くと間違いなく香ばしくなる一品だろう。僕はと言えば、速攻で食っちまったのでよく知らんけど。

大判焼

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