青春18きっぷの権利を行使してJR沼津駅に降り立った僕がいた。だって、JRの列車にしか乗れないんだもん。ま、そりゃそうだ。本当なら大好物の熱海まで左も右も足を延ばしたかった僕だが、その最後の20分間がなかなかつらいんだよ。まあいい。沼津を訪れるのは2回目だ。それなのに好き勝手にどこか懐かしい気がした。狩野川と千本浜海岸をサクッと眺めると沼津港エリアにある『魚河岸 丸天 みなと店』で大瓶のエビスビールを飲みながら「上天丼」を豪快にむさぼった。その後、ほぼほぼお隣の『沼津 みなと新鮮館』内にある『しーらかんすCafe』でテイクなアウトしたシーラカンスのパンケーキを一気呵成に頬張りながら眼下に広がる青い海を眺めた。そして、そのままベンチを机代わりにして日記を書いて〆た動画はご覧のとおりです。
片道4時間半ほど列車に揺られまくってJR沼津駅までたどり着いた。正確に言うと乗車時間は4時間5分だった。だから、そんなことはどーでもいいんです。僕は『かのがわ風のテラス』に向かうと青い空の下を滔々と流れる狩野川を静かに見渡した。僕は川が好きだ。淡水だからだ。このまま35分間は眺めていられるだろう。36分を過ぎると100%飽きると思う僕だけど。
そこから西へと向かった僕がいた。グーグルマップを頼りに25分間くらい歩くと駿河湾を臨む美しい千本浜海岸にたどり着いた。グーグルマップはきっと永久に不滅です。僕は海が苦手だ。海水だからだ。とは言え、降り注ぐ太陽の光を水面に輝かせる海のそれは最上級のOKだった。
トンビが「ぴーひゃらら」と鳴きながら旋回している青い空の下、鬱蒼とした千本松原を抜けて沼津港へと向かった。僕は沼津港深海水族館を横目に『魚河岸 丸天 みなと店』の高めの暖簾をくぐった。本来なら新鮮な魚を食べる場面だが、すっげぇ歩いたせいで脂物を摂取したい衝動に駆られた僕はバカだった。とにかく大瓶のエビスビールを飲みながら「上天丼」をかき込んだ。
案の定、胃の腑が油で重くなったので『沼津 みなと新鮮館』内にある『しーらかんすCafe』の糖分で中和させようと考えた僕は賢明だった。ほほう、店頭でシーラカンス音頭っぽいBGMが流れていたので「ひょっとしてこれってオリジナル?」と若い女性スタッフに尋ねたら「はい、そうなんですよ!驚きますよね?」と目を丸くして微笑んだ。僕も微笑み返した。館内を抜けた僕は、テイクなアウトしたスイートポテトバージョンのシーラカンスのパンケーキを熱い珈琲で丁寧に転がしながら一人きり青い海を眺めては悦に入った。いい。そんな僕って物理的にいい。
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