「みょうがぼちを知らないだとぉ!?」。ったく、つくづく君たちってせいぜい困ったちゃんの烏合の衆だね。日本の各地で伝承される巨人のことだよ。それは「でいだらぼっち」やっちゅう話やがな。ハハハ、失敬、谷啓、真梨邑ケイ。僕こそ「みょうがぼちが全国区ではない」という衝撃のリアルを思い知ったがね。何と岐阜市に隣接する本巣郡北方町が発祥っぽい超絶ニッチな和菓子っぽい。プチ大都会である岐阜シティの和菓子屋では6月~9月頃に店頭に並ぶので全国どこでもそんなものだと思っていた僕が無能ではないけれどバカだった。この際、説明しよう。みょうがぼちとはそら豆で作ったあんを小麦粉で作った生地の皮で包み、みょうがの葉で巻いて蒸した素朴な風味の郷土の和菓子なんだよ、ボチボチベイベー。画像のこれは【上芥見】にある『豊寿庵』のそれだ。そら豆のあんはこしてあるが、完全にこしていない粒状態のものもある。ここまで書いて言うのも何だが、僕は「みょうがぼち」が言うほど好きではないので念のため。