砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0466滴:最後の藁

そう、それはきっと夢の実現。だから、どん兵衛の天ぷらそばとうどんを 右左右って交互に食べることに成功した@時間の調整に戸惑った杉山です。

ちなみに、お湯を注いでから、天ぷらそばが3分間でうどんが5分間です。

ですから、そのタイムラグの2分間にバカバカしくなることが危険でした。

さぁ、そんな唯一の心残りは天ぷらそばの後乗せの具にお湯をかけたこと ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■あきらかに出世コースから外されて、そして、

先月退職届を提出した方とお茶を飲みました。 その人はその会社で28年3ヶ月も耐えました。

■28年3ヶ月も40年も同じではないんですか?

って私が聞くと、ズッと辛ければ同じです。 ズッと同じくらいの辛さなら続けられます。

■って目の前の50歳の男性が答えてくれました。

きっと、定年までのあと12年間も続けられた。 しかし、優しい言葉だけには耐えらなかった。

■だから、5年以上も辛いことが続いたら、

そのまま辛い状態の方が楽ってことです。 そのようにカラダとアタマが順応します。

■ですから、最後の藁(わら)だったんです。

灼熱の砂漠の中を重い荷物を背負って歩く、 そのラクダの背に一本の藁を置いたんです。

■そう、限界な状態には藁一本でも崩れるんです。

でも、どんな辛いことにも耐えては来れました。 ただ、優しい言葉にはまったく免疫がなかった。

■悲しい話ですが、ただそれだけでした。

そう、きっと10キロの辛い重さよりも、 一本の優しい藁の方が重かったんです。

■だから、大空に舞う凧と同じです。

向かい風には強いんですが、でも、 追い風にはなすすべもありません。

■どんな優しい言葉だったのかは聞きませんでしたが、

たった一人の女性社員からだったそうです。だから、 最後の藁って苦しさや辛さだけではなかったんです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

そう、ラストストローって言います。

本当の重荷ってのは、苦しさや辛さではなく、同情とか、 普段は感じも気付きもしない優しさなんでしょうかねぇ。

辛いことならなんでも耐えられたそうです。 それはそれで悲しいことなんですが、でも、 本人はその方が楽だったみたいです。そう、

そこまで病んでいたんです。それを たった一人の女性社員が救いました。

ま、後はこんな私がなんとかします。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━