孤独を背中に感じながらたった一人、どん兵衛にお湯を注いだ。しまった、 分量を誤ってお湯が半分しかなかった@目を閉じてフタも閉じた杉山です。
ちなみに、午後の紅茶を飲むためにお湯を使っていたのを忘れていました。
ですから、午後の紅茶をそこに注ぎ足す勇気などなかった。臆病者だった。
さぁ、そんなちょっとばかり白くて太いベビースターラーメンみたいって ハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■正しい日本語の使い方を私が言えたギリではありませんが、
おいしいって形容詞は多くの場合、食べ物に使うものです。 だから、それ以外にこの言葉を使うのに違和感を覚えます。
■特に、おいしいお仕事、ってね。
でも、世間ではよく使われます。 そう、だれかが損をするんです。
■つまり、特定の一人がおいしい思いをするのって、
だれかがどっかできっと損をしています。だから、 この言葉を使うどころか聞くことさえも嫌いです。
■で、商売に“三方よし”などあり得ません。
そう、売り手よし、買い手よし、世間よし。のことです。 営利を追求する商売って、だれかがどっかで泣くんです。
■それを日本語で妥協と言うんです。
まったく妥協をしない商売なんて、 談合をしているとしか思えません。
■そして、三方よしを理念とする小さな会社の社長で、
平気で値引いたり足元をみたりする人は結構、多い。 そう、決まって目指すのは“おいしいお仕事”です。
■だから、いいんです。
それを目指してもOKですが、 それを口にしては終わりです。
■そう、おいしいお仕事って言った時点で、
だれかがどっかで泣くはずです。それが、 国からの仕事ならば、国民が泣くんです。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
あと感じるのは、語感です。
だから、この仕事おいしいって言うときって、 口の辺りがまったりとして気持ち悪いんです。
見るに聞くに耐えられません。
そう、タバコが似合う日本人は少ないですが、 おいしいお仕事って言葉が似合う奴も少ない。
あと、フツーだったら“おいしい仕事”なんですが、 あえて“おいしいお仕事”って“お”をつけたのは、
少しでもやさしく感じるようにと言う私の配慮です。
だから、レイモンド・チャンドラーの“長いお別れ”は、 きっと“長い別れ”ではやさしくなかったと思うんです。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━