砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0649滴:蝉の一生

Photoshop7.0の特訓の成果を試すためにソクラテスの顔写真を加工したら、 美白の大滝秀治になった@血色のいい顔色にする段階で挫折した杉山です。

ちなみに、アリストテレスで試してみたらマグマ大使のゴアになりました。

ですから、最後の切り札であるプラトンはきっと岸部一徳になりそうです。

さぁ、そんなギリシャ彫刻のような濃い顔はPhotoshop7.0には向いてない ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■そう、こんな私がまだサラリーマンだった頃、

車で片道15分をかけて通いました。そして、 毎日、自分に一つのテーマを課していました。

■いつも見る同じ景色の中で新しいなにかを発見することです。

だから、気分を変えるために会社までのルートを変更しても、 気づきはありません。気分転換と気づくことって違うんです。

■昨日はまったく気づかなかった大売出しの看板を見つけたり、

アタマの中で両端の美しいイチョウ並木から電線を外したり、 とにかく同じ景色の中でいかに気づくかを毎日楽しみました。

■それって長いサラリーマン生活を楽しむためなんです。そう、

自分の人生でサラリーマンである歳月はとっても長いんです。 でも、それは会社にいる時間だけじゃなく通勤も含まれます。

■だから、蝉の一生と同じです。

蝉は地中に7年間も過ごして、 地上では約7日間で死にます。

■サラリーマンである長い歳月を地中なんて思ったら辛いです。

だって、暗くて湿った地中から陽の当たる地上に出たときは、 定年です。そして、飛ぶことも交尾をすることもできません。

■だから、蝉にも劣る人生です。会社など当然、

自分の人生のすべてなんかじゃありませんが、 自分の人生の多くを占める大株主と同じです。だから、

■稼ぐって言うよりも楽しんだ方が結構、愉快なんです。

生きて行く以上は働いてお金をもらうことは大切です。 でも、過ぎ去った貴重な歳月ってお金よりも大切です。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

通勤時間を自分の味方にすると毎日が楽しいですし、 いろんな気づきをソッと発見できるものです。そう、

そんなことを何年間もズッとやっていたので、 こうして毎日なんだかんだと書けてはいます。

不味いものから順番に食べて、 美味しいものを最後に残すと、

地震が起きたら泣くに泣けん。

いざ地中から地上に出ようとしたそのときに、 なにかで穴を塞がれてしまうかも知れません。

なにも仕事の内容で喜びを見出すばかりが能じゃなくて、 オフィスや自宅から会社までの道中で笑えばいいんです。

こんな私がサラリーマンだった頃、 お客さんの鼻毛を探していました。すると、

そのお客さんは自分の顔を見つめられるので勘違いして、 喜びます。また、私は一本を発見して幸せな気分でした。

小さな幸せは大きな勘違いから生まれることもあります。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━