砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0653滴:氷点

先日、千葉県のサラリーマンから「とっても親しみやすいHPです」って、 明るい感じのメールが届いた@その人の名前が砂金なので驚いた杉山です。

ちなみに、それで“いさご”と読むらしいです。で、砂が“いさ”なのか。

ですから、案の定、幼いときから今に至るまで、あだ名は“さきん”です。

さぁ、そんな最近メルマガをサボっている福岡県の村田淳江の旧姓は金色 ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■事前に問題点を教えてもらったご相談を電話で受けるときは、

その問題点について少なくとも3時間は自分なりに調べます。 で、お客さんの会社に伺うときは最低でも2日間は考えます。

■だから、相手から見えるこっちの表面って、

せいぜい全体の3分の1程度です。しかし、 それを読み取ってくれる人は結構、少ない。

■そして、どんな企画書や提案書であっても、

絶対にA4用紙1枚にまとめます。しかし、 それを書くのにA4用紙10枚は使います。

■他人が書いた紙切れをめくってまで読む人はいないからです。

だから、自分のアタマの中のありったけを1枚に集約します。 そして、その紙切れを手渡したときの反応はみんな同じです。

■たったのこれだけなのか?って嫌味な顔をします。

だから、みんな質より量が好きなんです。しかし、 3枚以上の紙はめくっても絶対に読んでいません。

■だから、あえてA4用紙1枚にまとめてその様子を伺います。

だって、一緒に仕事をする人の共通の言語が分からなければ、 なにをやってみたところで上手く行く訳なんてないからです。

■要は、図面を読めない大工とは一緒に仕事はできないんです。

建築関係に携わっていない人だったら図面など読めませんが、 それを組み立てる当の本人が理解できなければオシマイです。

■で、こんな私はそれを推し測る分岐点を氷点と言っています。

全体の数%をチラッと見せて理解できるかどうかです。そう、 氷山の一角から隠れた部分が読めるか溶けてなくなるかです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

で、A4用紙に限らず、目の前の人の その背景を読み取るチカラは大切です。

それができなければ、絶えず大きいものとか、 量が多く見えるものを優先してしまうんです。

そう、どんな人でもどんなものでも、 きっと見える部分は氷山の一角です。

みんな言葉では分かっていても、 実際には理解できないものです。

で、相手のレベルを推し測るモノサシを持つと便利です。 それが私にはA4用紙でありそれを氷点と言っています。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━