砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0663滴:独立と自立のその違い

三重県の桑名から来た男性は「一日千秋の思いでした」とは言ったものの、 ひらがなにすると「いちにちちあき」だった@否定はしなかった杉山です。

今まさに、マウス片手のみなさんの中には絶対にそんな方はいやしません。

ですから、きっと桑名にだけ通用する違う意味があったのかも知れません。

さぁ、そんな東大に合格した友人は「ついたちせんしゅう」と言っていた ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■そう、三重県の桑名から来た30歳手前のその男性は、

近い将来にコンサルとして独立をしたいと言いました。 だから、安易に独立を助長するセミナーに出たんです。

■空腹感を満たすためだけに赤いきつねを食べ終えた私たちは、

ポテトチップスのコンソメ味に手を伸ばしていました。でも、 そいつのペースが早いのでなんとかしなければと思った私は、

■お前には独立は無理だって目を見て言いました。

そう、2時間以上も面と向かって話し込んだら、 その人の特性なんか手に取るように分かります。

■案の定、そいつの右手がピタッと止まりました。

そして、私は左手でゆっくりと食べ始めました。 しかし、独立が無理な理由を焦って考えました。

■そして、あたかも随分前から感じていたかのような顔で、

建物や映画を作る現場を例に取ってやさしく説きました。 だから、スタッフの一人一人は換え難いほど優秀ですが、

■それぞれに商品としての価値はないんです。

だから、素晴らしい人格があったところで、 個人の人格にはお金は払ってもらえません。

■そこそこの会計事務所で黙って働いているからこそ、

そこそこの人間として扱ってもらっているだけです。 それを自分の力量だと勘違いするのは愚の骨頂です。

■それに本当に力量がある奴って独立じゃなくて自立をします。

そして、自立はサラリーマンでも主婦でもだれでもできます。 だから、独立の多くは現状からの逃避にしか過ぎないんです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

ま、自己啓発や独立のためのセミナーに参加する時点で、 まったくもって独立する人間には値しないと言いました。

モティベーションはお金では買えないし、 みんなで身につけるものでもありません。

だから、みんながお金を払って集まって、 講師の話を聴いてヤル気を出す仕組みは、

三次元の世界では宗教しかあり得ません。

そんなことも分からん奴に独立などできる訳がない。 それに万が一にも独立をしたところで絶対にコケる。

そう面と向かって烈火の如く怒鳴ったら、 案の定、両目から大粒の涙を流しました。

筋書き通りでした。

でもね、私は君のためを思って心から言っているんだよ、 そうやって臭うほどの自分のフォローをしておきました。

独立をするためには現状の不満とお金が必須条件ですが、 自立をするためには現状の満足と根気があればできます。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━