砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0701滴:象の鎖

ブラジルの首都はサンパウロやリオデジャネイロじゃなくブラジリアだと、 どれだけの人々がご存知なのか気になった@首都をすべて言える杉山です。

ちなみに、カナダの首都はオタワで北欧のノルウェーの首都はオスロです。

ですから、茨城と群馬の県庁所在地は曖昧なのに世界レベルなら得意です。

さぁ、そんな円周率を覚えようとしたら無理だったので首都に切り替えた ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■細い鎖につながれた象のイラストは、

成功哲学の本では定番です。だから、 小さなときから鎖につながれた象は、

■大きくなっても鎖につながれたら動きません。そう、

ちょっと足を踏み出せば簡単に引き千切られるのに。 要は、一言で言ったらトラウマのようなものですが、

■細い鎖につながれた象じゃなくても、

まったく同じように踏み出しません。 たった一度の経験が臆病にさせます。

■こんな私がご幼少の頃に芋の煮物を食べました。

それが熱いとは知らずにお口に放りこんだので、 舌をやけどしてお口の中が口内炎になりました。

■それ以来、どんなに冷めた芋の煮物であっても、

食べるときにフーフーと軽く吹いてしまいます。 そう、一度の経験が無用な用心をさせるんです。

■たった一度の辛い経験が、

絶対に二度と遭うまいと、 臆病にさせてしまいます。

■だから、それは慎重とはちょっと違います。

慎重な行為はアタマで考えて対処しますが、 臆病な反応はカラダが勝手に拒否をします。

■そして、たった一度だけライバルに勝てなかった経験が、

その相手が目の前に現れただけで拒否をします。だから、 それは勝てなかったんじゃなくて勝たなかっただけです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

そして、吉本興業の池乃めだかがボコボコにされたその後に、 今日はこのくらいにしといたるわ、ってセリフが美しいです。

腹の底でそう思っていれば、 なにをされても腹は立たん。

そう、10対0の大差のスコアで負けた草野球のチームが、 たまたま全員の胃の調子が悪かっただけなんだって思えば、

今度も同じ相手と対戦しても負けるとは限りません。でも、 もう二度と顔を見るのも嫌だって思ったら確実に負けます。

どんなに熱い芋の煮っ転がしでも、 10分も経ったら冷めるものです。

いつもそうは思うんですけどねぇ。 気がついたらフーフーしています。

目に見えない象の鎖なんてちょっと足を踏み出すだけで、 簡単に引き千切られます。だから、最初からないんです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━