砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0775滴:招かれざるお客さま

虫歯にならないと思って一生懸命に噛んでいたキシリトールガムのせいで、 左奥に詰めていた銀歯がスポンッと抜けた@吸着力に感心をした杉山です。

ちなみに、スポンッと抜けた銀歯をライオンのキシリデントで磨きました。

ですから、とりあえず舌が触ると痛いので抜けた部分にガムを詰めました。

さぁ、そんな美味しいと言いたいのにおいひぃとしか言えない自分が辛い ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■今日が9月の14日ならば、

午後2時に来客があります。 小さな会社の社長夫妻です。

■だから、すでに破綻寸前と言うことです。

そして、手帳を見たら今日は仏滅でした。 今さらご相談をされても修復は無理です。

■ってことで、丁重にお断りをしたんですけど、

どうしても話を聴いて欲しいと頼まれました。 まぁ、話を聴くまでもなく原因は分かります。

■それは紛れもなく社長の奥さんです。

その会社には8人の社員がいました。 でも、今では3人しかいないんです。

■「杉山さん、私ならもっとよくできるわ」と何度も私に言いました。

「主人は経営者じゃないの。職人なのよ」と口癖になっていました。 「うちの社員教育が全然なってないのよ」と上の方から叫びました。

■あれじゃ社員も辞めるし社長もまいるわな。と私は思っていました。

叩き上げの社長は爪の中を真っ黒にして一生懸命に働いていました。 それが善いか悪いかではなく社員は社長のことを尊敬していました。

■その社長である亭主に対して社員の目の前で、

上記のような無分別なことを言っていました。 だから、社員は次々と辞表を提出したんです。

■すると「社長が情けないから社員が辞めるのよ」と私に告りました。

耐え切れず「あんたのせいや」と2年前に一度だけ私は言いました。 すると烈火の如く「あなたの顔など見たくない」と泣き叫びました。

~長くなるので編集後記に続きます~

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

■私は社長に「セミナーの行き過ぎですよ」と以前、忠告しました。

その無分別な奥さんは3段階もある社員教育セミナーに行く度に、 一段階づつ確実にバージョンアップされているように感じました。

■たしかに個人の資質の問題もありますが、多くの場合、

社員教育に目を向けるセミナー自体に問題があります。 要は、答えがない世界は延々と洗脳し続けるからです。

■だから、具体的に成果を求められないセミナーは、

とにかく社員教育のことしか言いません。しかし、 社員教育なんかでは売上げは絶対に上がりません。

■教育しなきゃいけない対象はお客さんしかあり得ません。

社員が笑顔で挨拶をしないと怒る奥さんの方が問題です。 社員が笑顔で挨拶をして物が売れりゃコンサルは要らん。

■今日の午後2時に思う存分、好き勝手言います。

たしかに無分別な奥さんにも問題はありますが、 それを野放しにした社長にも責任はあるんです。

※本文に登場する人物はすべて実在して悲しいことに事実ですので、 当然、掲載するに当たっては本人には無報酬で許可を得ています。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━