滋賀県のある社長と一緒に寿司屋に行ったときに出し巻き卵の真ん中から、 その社長が摘んだので軽い口論となった@絶対に左端から食べる杉山です。
ちなみに、2人で食べる出し巻き卵の真ん中から摘むことなど許せません。
ですから、この『出し巻き卵事件』が原因でその社長とは縁が切れました。
さぁ、そんな2年前の出来事を思い出したのは半断食でめまいがしたから ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■春先の相談は浮いたものが多いんですが、
晩秋の相談は沈んだ内容がほとんどです。 悩みの深さに日照時間が影響しています。
■どうしても起業したいと言う男性から相談を受けました。
しかし、家族が応援してくれないと彼は嘆いていました。 「杉山さんの場合はどうでしたか?」と彼が訊ねました。
■いいか悪いかはまったく別にして、私の戸籍上の妻は、
私が勤めていた会社のその社名さえ知りませんでした。 私がなにをしているのかも会社がどんな業種なのかも。
■だから、応援どころか相談をする気にもなりませんでした。
私は辞表を出すのに悩んで2ヶ月間で5キロも痩せたのに、 あいつは着実にカロリーを摂り続けて2キロも太りました。
■だけど、この無頓着さが私にはとっても心地良かったんです。
優しさは相手に気づかれた時点でおせっかいになるものです。 本当の優しさはだれにも理解されないところにあるものです。
■と、私は心から思いたかったです。すると彼は、
「亭主としての誇りがあります」と言いました。 「一家を支えなきゃいけません」と続けました。
■だから、誇りなんて適度に保っていればいいだけです。
だって、過剰な誇りは自分の立場を悪くするだけです。 目にも見えない誇りでみんな自分を追い詰めています。
■私は「患者と看護婦さんのその距離感が一番いいですよ」と言いました。
薄暗い病室に一人でいるときに看護婦さんが名前を呼んでくれるだけで、 勇気が湧いて元気になります。お腹を切っても決して病気は治りません。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
家族の応援と言う治療を求めても悩みは解消されません。 それどころかその家族まで一緒に悩んで病気になります。
悩みは他人に打ち明けても家族は巻き込まないことです。
他人は悩みを打ち明けられたら喜びますが、 家族は悩みを持って来られたら凹むんです。
私はね、眉間に皺を寄せて一緒になって悩む嫁さんは要りません。 だから、一緒になって悩む女房がいいと言う奴の気が知れません。
そう、本当に優しい人は知らん顔をするものです。 一緒になって心配する奴は単なるおせっかいです。
かと言って、どうしたらいいのかは分からないんですが、 多くの場合、そこに立っていればいいだけだと思います。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━