砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0839滴:正面の壁と真横の空間

長崎県の社長が「領収書と領収証のその違いはなに?」と質問をしてきた @あんかけ揚げそばと細麺の皿うどんの違いとほぼ同じと答えた杉山です。

ちなみに、領収の事実を記載した紙と領収の事実を証明する紙の違いです。

ですから、おすぎとピーコや茉奈佳奈と同じくらいその違いはありません。

さぁ、そんな茉奈佳奈の違いは分からんけどおすぎとピーコはすぐ分かる ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■この数ヶ月間は快適な職場の空間を研究していました。

多くの会社を回りながら最高のオフィスを考えました。 伸びている会社そうでない会社を精力的に回りました。

■私の結論は、オフィスはカニ歩きが最高です。

要は、鰻の寝床みたいに奥行きがあるよりも、 横にズラッと細長いオフィスの方が安心です。

■だから、延べ床面積は小さくてもまったく構いません。

『ゴッドファーザー』の縦に奥行きがある食卓よりも、 『家族ゲーム』の横に細長い食卓の方が落ち着きます。

■日本人は目の前に壁があっても横に空間があればOKです。

それどころか目の前に長い空間があっても横に壁があれば、 肉体的に酸欠になるか精神的に鬱っぽくなってしまいます。

■オフィスでは椅子に座ったまま真横に移動するのが定番です。

どんな会社を見ても椅子に座ったまま前に行く奴はいません。 だから、嫌な上司はできるだけ遠くの前の方に配置をします。

■そして、気の置ける同僚や頼りになる部下たちは、

自分の机と同じ横の並びに配置した方がOKです。 遥か前方は立って行かなきゃいけない敵なんです。

■だから、それって手をつなぐときとまったく同じです。

手を前に差し出すときは相手の様子を伺う握手ですが、 手を横に出してつなぐときはキャンプファイヤーです。

■よって、多くのサラリーマンが快適だと感じるオフィスの条件は、

自分の目の前が広いことよりもカニ歩きができる真横の空間です。 そして、効率のよい仕事をさせたければ絶対に正面は白い壁です。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

小さな会社にはオフィスのスペースがあまりありません。

でも、オフィスの延べ床面積の問題ではなくて、 社員の机の配置だけでなんとでもなるはずです。

私は机の配置の中で一番嫌いだしNGだと思うのが、 島です。グループごとに固める机の配置のことです。

あれはどう考えても政党と同じで、 他の島に敵対意識を持つだけです。

だから、見渡す限り野党がいっぱいです。

私だったら全員を白い壁に向かわせます。

目の前にだれかが映ると仕事の効率は確実に下がります。 自分の横に同僚や部下がいると効率はきっと上がります。

社員が精神的に落ち込んだり凹んだりする会社の多くは、 鰻の寝床みたいな縦長の空間か横に窓が少ないはずです。

農耕民族は前に進むよりもカニ歩きの方が落ち着きます。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━