砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1839滴:続・小さな会社の大きな魔物

もう5年以上も前になりますが、社長の奥様が諸悪の根源だと言いました。 今でもまったくその通りで、何があっても動かし難い事実です。

今日は、その続編。

あれから5年も経つと可愛い一人息子が自社へと入社します。

可愛い息子のデキがいいか悪いかは別にして、 とかく母親という存在は、息子からすれば疎ましいものです。

さすがに奥様もそれくらいは簡単に察知することができるので、 それまで西太后よろしく女帝の如く振舞っていたのを改めます。

旦那である社長の領収書には鋭く目を光らせますが、可愛い一人息子が 何の役にも立たないJCで湯水の如く使った領収書はスルーします。

一見すると平和を取り戻したかのように見えるオフィス。

しかし、奥様は主戦場を会社から家庭へと移していたのです。

社内では社員たちを含め周りの目があるからとジッと黙っていたものの、 家庭では息子を巧みな話術と口実で自分の配下に据え置こうと試みます。

「○○ちゃんにはお父さんにはない才能が溢れているのよ」 「これからの時代はアナログ思考では生き延びれないのよ」

具体的な事例を挙げる訳ではなく、ただ闇雲にお父さん(社長)を 否定しているだけの内容です。

すると、最初は疎ましい、鬱陶しいと思っていた息子でも、 顔を見合わせるたびに「○○ちゃんは…」とか「これからの時代は…」とか

言われると、さすがにそっち方面へマインドコントロールされてしまいます。

女帝の姑息で巧みな戦術です。

結果、それまでは先頭を切っていた奥様が影を潜めたように映るのですが、 実は、最愛の息子を手のひらの上でいいように操るようになっただけです。

なんか自分で書いていて恐ろしくなってきました。

社長が旦那、経理部長が奥様。 そこに可愛い一人息子が入った会社は要注意です。

┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────

どんな会社も例外なく、そう。

見た目にはまったくその欠片もないように見える会社でも、 その実は、水面下でうごめくものがあるはずです。

特に幼少の頃、山間のド田舎で育った奥様に限っては、 ほぼ99%以上の確率で上記の通りです。

一見、ド田舎育ちでのほほんとして見えますが、 腹の中は備長炭のように真っ黒ですがね。

歴史を紐解けば分かりますが、西太后の中国でもエジプトの古代王朝でも、 最終的には奥様が最愛の息子を取り込み、女帝として君臨したものです。

そして、決まって旦那は毒殺されてるし。歴史は繰り返されるものです。

背後に嫌ぁ~な気配がするので今日はこれで終わります。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━