砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0863滴:総務部の逆襲

コメダ珈琲の片隅で紅茶を飲んでいた男性がだれかにそっくりだと思った @週刊文春を読みながらジッと考えていたら8分後に思い出した杉山です。

ちなみに、別人でしたが高須クリニックの高須院長に本当に瓜二つでした。

ですから、私はチラッと横目で「イエス、高須クリニック」と呟きました。

さぁ、そんなすっごい形相で目を見開いたまま私を睨んだので自覚はある ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■どんな仕事にも雑用はないとみんな言いますが、

きっと雑用だと思われている部署はあるんです。 それは一般的な庶務をこなす総務部のことです。

■営業部隊の補助を行う女性社員や、

領収書を管理する経理部の女性は、 どう言う訳だか一段階上にいます。

■総務部の女性たちは来客時にお茶を出したり、

給湯室の後片付けを率先してやったりします。 当然、それらは大切な業務ではあるんですが、

■売上げをあげたり経費を管理する業務に比べると、

どうしても一段階下の作業に見られてしまいます。 しかしながら総務部の女性を敵に回すと怖いです。

■営業の補助や経費を管理する仕事の間口は狭いですが、

総務の仕事は会社全体を見渡す仕事なので広いんです。 すべてにおいて臨機応変を利かせる部署が総務部です。

■そして、外からの電話を受けるのは総務部の女性です。

自社の社員でも大事なお客さんでも総務部が受けます。 研ぎ澄まされた耳は声を聴くだけですべて分かります。

■そこが居なきゃいけない出張先じゃないことも、

二日酔いで5分前に起きたばかりということも、 受話器からの声を聴くだけですべて分かります。

■「今、東京駅に着きました」と言っているそばで、

「次は豊橋、豊橋です」と駅員の声が聴こえます。 そこは三河安城だろと総務部の女性は察知します。

■まるで火曜サスペンス劇場の高林鮎子シリーズ並みです。そして、

お客さんから電話があってもその担当が気に入らない社員ならば、 いくら緊急を要す重要な伝言でも担当者の机の下の方に入れます。

■前述のとおり熱いお茶を出すのは総務部の手が空いた女性です。

熱ければ熱いほどその中になにが入っているかは分かりません。 ロシアのスパイが潜んでいるのはロンドンだけじゃないんです。

■でも、それだけ会社全体を把握してる総務部を味方に付ければ、

経理課長の隠し持つ裏金も営業主任のよからぬ噂話も握れます。 そう、表舞台で踊っていられるのは内助の功のおかげなんです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

15年前に総務部の社員だった女性に聴きましたら、 受話器から流れる声にニオイがついているそうです。

だから、いくら顔が見えないと言っても、 声だけで手に取るように分かるそうです。

営業の補助や領収書を管理する仕事も当然、大切ですが、 会社の中で最も敵に回してNGなのは総務部の女性です。

とにかく間口が広いのであらゆる情報を握っていますし、 最悪の場合はしてもいないことを捏造されてしまいます。

逆に言ったら、味方に付ければこれ以上心強い部署もありません。 虎穴に入らずんば虎子を得ずって感じで上手に近づけばOKです。

でも、ちょっとでも癇に障ったら虎のように咬まれます。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━