「そんなことでは埒が明かん。周りが憂鬱になるだけだ」と古い友人から メールが届いた@「パソコンの変換に頼って字を書くな」と叫ぶ杉山です。
ちなみに、らちを埒とゆううつを憂鬱と書き順通りに書ける奴は貴重です。
ですから、いつも悩むのは遙かと遥かの一体、どっちがはるかでしょうか。
さぁ、そんな先日「疑」と言う字を書いたら上下左右がバラバラになった ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■先月だけでも5件のパワハラの相談を受けました。
要は、権力を持つ上司が部下に無理な注文をして、 精神的に追い込むパワーハラスメントのことです。
■でも、こんなものは室町時代からあったはずです。
上官が目下に無理な指図をするのは当たり前です。 どう言う訳か新しい病名ができると患者は増える。
■そして、訴訟を起こした方がいいのかどうか悶々と悩みます。
しかし、法廷で闘っても解決するのは目の前の事件だけです。 だから、起きてしまったことをお金で処理するだけなんです。
■それによって未然に防ぐことなどできませんし、
上下関係の改善どころかさらに険悪になります。 だから、縁を切ってお金に換えるならOKです。
■しかし、次の就職先はきっとありません。
噂話は細菌の如く早く大きく広がります。 そして、イジメのない社会はありません。
■それが自然だからです。川の流れとまったく同じです。
川の水はなにがあっても上から下へと流れるものです。 人の力もなにがあっても上から下へと攻めるはずです。
■よって、どう間違っても上の問題ではなくて下の心構えです。
いくら理不尽なことを言う上司を改善しようとしたところで、 絶対に上流からの水を逆流させることは物理的にできません。
■だから、上は絶対に変わりませんし変われないんです。
だって、上流の水は下流にしか流れる先がないんです。 しかし、そんな上司のいる会社の多くはいい会社です。
■来月の手形が落ちるかどうか心配する会社にイジメるヒマはありません。
そして、先月に相談を受けた5件すべての会社の業績も素晴らしいです。 だから、嫌な上司の頭の中に部下と共通の不安を植え込めばいいんです。
■すると上流からの水を中流でせき止めることができるんです。
部下は共通の不安があれば絶対にないがしろにはされません。 肝心なことは上流の水って下流にしか流れる先がないんです。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
夫婦仲を改善するのは簡単です。共通の不安を作ればOKです。 夫がいなけりゃ困る妻がいなけりゃ困ると言う環境が最高です。
夫がいなくても私一人だけで十分に生きて行けるどころか、 夫がいない方が楽しい人生と思われるから破綻するんです。
寄り添う程度の共通の不安はどんな妙薬よりも効くはずです。 しかし、強烈に激しい不安は逆に破綻を招く要因となります。
まぁ、いい頃合とかいい塩梅(あんばい)が肝心だと思います。
だから、理不尽な上司がいるなら自分と共通の不安を作ればOKです。 それって上司一人だけでは考えてもなんともならないような不安です。
夫婦と同じようにコイツがいないと困るんだ!って思わせりゃいいんです。 コイツがいない方が仕事がはかどる!って思われているからダメなんです。
どっちにしても上司ではなくて部下だけの問題なんです。 本当に役に立つ人間ならどこの世界でも大切にされます。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━