砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

よみがえれ!灰色の海馬

そのとき僕は名古屋にいた。タカシマヤの婦人服のフロアをボーっと口を開けて延々と眺めていた。なぜだ?それは僕にも分からない。ただ、頭の中にはスティーヴン・ビショップの『On And On』がゆっくりと流れていた。ここまで来た記憶がない。僕は途方に暮れ、日も暮れた。そして、帰った。