砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0952滴:取説に見る企業の裏側

昨日は娘の中学校の卒業式でしたが私が中学生の頃から疑問に思ったのは、 卒業式の翌週に県立高校の入試があること@当然のように休んだ杉山です。

ちなみに、今のところそのような愚かな慣習の都道府県は岐阜県だけです。

ですから、私は中学の卒業式も大学の卒業式も成人式にも行っていません。

さぁ、そんなこれで縁がなくなると思うと昔から関係をすぐに断ち切った ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■昨晩、横浜から帰るために乗ったJRの壁に、

ドコモの大きなポスターが貼ってありました。 私は「ワンセグって何なの?」と思いました。

■吹き出しに使われるようなかわいいポップ文字なら別ですが、

約款で使う細かい文字で「ワンセグ」と書かれてありました。 基本的にゴシック体よりも明朝体に昭和の男は弱いものです。

■私が大型家電屋のエイデンに行って買い物をするときには、

必ず目の前の商品よりも取説を手に取ってジッと読みます。 だから、取説とは商品取扱説明書のことで英知の結集です。

■商品を作る会社は専門家集団でしょうけど、

それを買って使う個人はど素人ばっかです。 いかに上手く説明されているかを読みます。

■しかし、取説を読まなきゃいけない商品もそうはありません。

テレビや車を買って取説を熟読するような暇な人はいません。 コンセントを差せばアクセルを踏めば事足りる商品は楽です。

■でも、そんな商品だからこそ私は取説を熟読します。

ほとんどの取説は読まれない前提で書かれてあるか、 万が一のときに備え事前の言い訳や警告ばっかです。

■通訳されていない取説がほとんどです。

専門家が訳の分からない言葉を並べて、 責任の回避をしているだけに思えます。

■小さな会社でも取説に似たものは必ずあるはずです。

一般のお客さんが手にするものに力を注ぐべきです。 あなたの言葉は通訳されないとだれも分かりません。

■でも、なにも分かっちゃいない専門バカは、

理解できない消費者を腹で小バカにします。 取説を読むと企業のレベルが垣間見えます。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

どうして取説って猫も杓子も同じようなものばっかなんでしょうか。 最もお客さんに近くて文字で接することができる唯一の武器なのに。

少しくらい取説で笑わせてみろ!といつも私は思います。

・火災や煙が発生したら … 消防車を呼んで下さい ・故障かな?と思ったら … 徹底的に祈って下さい

これくらい書いてもらった方が読み甲斐があるものです。

色とイラストがないんですねぇ。 ほとんどのものにはありません。

それさえありゃお客さんの心は鷲掴みできると思います。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━