砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0960滴:生え抜きの功罪

昨日、明治村に家族で出掛けたら明治村の正門の前で3人の砂漠の住人と 偶然に会った@と思ったらどうやらズッと待ち伏せをされていた杉山です。

ちなみに、記憶にないんですが私って明治村に行くなんて言いましたっけ?

ですから、昨日は本当に行ったものの基本的にはほとんどがネタなんです。

さぁ、そんな今日は愛知県体育館で開催されるハッスルのHGを観に行く ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■桜が咲く頃に多くなるのは採用のご相談です。

まぁ、ご相談というよりはほとんど愚痴です。 要は、今年も新卒が集まらなかった、ってね。

■前々からズッと思っていましたが、

日本人は新品にこだわり過ぎです。 中古品を見下げる社長が多いです。

■だから、昨日まで学生だった新卒が大好きなんです。

こういってはなんですが、使いものにはなりません。 そして、生え抜きを会社の宝だと勘違いしています。

■よく考えればだれでも分かることですが、

新卒で入った会社にズッと居続ける奴は、 そこでしか勤まらないから居るだけです。

■ましてやその会社しか知らないってことは、

世間を見渡す視野が猫の額の如く狭いです。 だから、生え抜きが多い会社ほど潰れます。

■世間を知らない生え抜きほど給料が高くなるはずです。

ズッと居続けるから昇給の基礎となる金額が高いです。 でも、視野が狭いから給料が高くても不満を言います。

■多くの場合、小さな会社になればなるほど、

中途で採用する人間の方が絶対に貴重です。 極端な話、生え抜きは社長だけで十分です。

■どの会社からも手をつけられていないピュアな社員は、

脇目も振らない純粋で実直な奴だからではありません。 その会社でしか相手にされない特殊な人間だからです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

小さな会社の多くの社長は、よく生え抜き社員の自慢をしますが、 ズッと居続けるということは居心地がOKだからではありません。

その会社でしか相手にされない特殊な人間だからです。 だから、新卒にこだわる社長の気持ちが分かりません。

なんでもかんでも中古品が素晴らしいとは言わないまでも、 新品が目の前にあることに疑問を持たなければいけません。

素晴らしい新品が自分の会社に来てくれる訳がありません。 素晴らしければ素晴らしいほど隠された秘密があるんです。

ちょっと例えがなんですが、だれからも手をつけられていない美女が、 自分の目の前に現れて「結婚して下さい」と頭を下げるのと同じです。

どう考えても、それっておかしいだろ! 絶対になにかある…と普通は思います。

でも、多くの社長はそれが当然のことだと思っています。 本当に素晴らしい人間なら他所から回って来るはずです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━