砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1075滴:予測される損失を次の人に回せ!

保険証を鞄に入れると土砂降りの雨の中、近所の小島内科まで歩いた私は、 待合室で週刊文春をめくりながら気を紛らわした@帰りたかった杉山です。

ちなみに、歩いて3分の所にありましたが病院の名前も知りませんでした。

ですから、私は「ネタが浮かびません」と初老の医師に真顔で言いました。

さぁ、そんな「じゃあMRIを撮るか」と言われたので県病院に一滴増す ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■また無性に熱帯魚を飼いたくなってしまいました。

今までにこの病気を5回発症して5回飼いました。 でも、次に飼うときは家を出なければなりません。

■いくらアロワナやグッピーが可愛くても、

私のために晩ご飯を作ってはくれません。 掃除も洗濯も育児もやってはくれません。

■「やっぱり無理だねぇ」と水槽の中のディスカスに私はソッと呟くと、

「奥さんをピラニアと思えばいいさ」と熱帯魚屋の店主が言いました。 「そりゃそうだ!gyははははッ!」と2人で活字の通り笑いました。

■店主は「熱帯魚屋ってどうすれば儲かるの?」と私に訊ねました。

ピラルクーに見入っていた私は「死ぬ前に売ること」答えました。 そう、熱帯魚は在庫として抱えていたら確実に死んでしまいます。

■ピチピチと新鮮なうちに売りさばくことです。

しかし、それは生ものだからではありません。 なんでも価値を失うその前に処分するんです。

■商売のコツは、予測される損失を次の人に回すことです。

トランプのババ抜きとまったく同じです。ジョーカーを 最後まで握っていた1人が負けて残りが勝ちとなります。

■商売は、一生懸命に働いて儲かるものじゃなくて、

だれかが損をしたからたまたま儲かっただけです。 最後までババを握っていた人がいるからなんです。

■自分が少しでも稼ぎたいとか儲けたいと思うなら、

自分の代わりに損をしてくれる人を探すことです。 資本主義の世に万人が儲かることはあり得ません。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

すべての人が儲かることは絶対にあり得ません。

だれかが得をしたからだれかが損をするのではなくて、 だれかが損をしたからだれかが得をしただけなんです。

だれかが損をしなけりゃ絶対に儲かりません。 道義的云々を別にして、それが資本主義です。

常識でちょっと考えれば中学生でも分かるはずです。 日銀が発行しているお金の量は決まっているんです。

ジャパン全体のキャパが決まっているのに、 どうして万人が平等に儲かるのでしょうか。

だれかが損をした分だけ、だれかがどこかで得をします。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━