砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1290滴:会社の歯車になるということ

私の手帳の2月10日の欄には「ラクノディアに送金」と書いてあるけど、 なんのことだかさっぱり分からない@手帳を見ながら呆然とした杉山です。

ちなみに、グーグルで検索しても一致するページは1つも見つかりません。

ですから、テクノメディアなどの考えられる変換を試みましたが不明です。

さぁ、そんな先月は石崎洋子さんから入金があったけど「あなた、だれ?」 ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■苫小牧の繊維会社に勤める32歳のサラリーマンから、

中小企業診断士の資格を取りたいと相談がありました。 でも、それは決して独立をしたいからではありません。

■その会社では、社員が資格を取るための費用を負担しています。

自己啓発で資格を取ることを会社ぐるみで推奨しているのです。 素晴らしい会社です。とても苫小牧にある会社とは思えません。

■そこで私は、中小企業診断士など目指すなと言いました。

そう、会社に65歳までズッと働き続けたいと思うなら、 社長に誤解されるような診断士など目指してはNGです。

■診断士として独立をしても食っていける奴は200人に1人です。

あれはね、数ある資格の中でも食っていけない代表的な1つです。 ところが、その周知の事実を彼の会社の社長はご存知ありません。

■だから、こいつはいつか会社を辞める奴なんだと、

潜在意識の中で勝手に思い込んでしまうはずです。 取れなかったとしても目指した時点で終わりです。

■取ったところで食ってはいけないし取れなくても、

社長に変な目で見られるのが中小企業診断士です。 それなのに試験は難しいので時間をムダにします。

■資格を取るんだったら販売士か簿記1級でしょ。

それ以外に考えられないもん。できることなら、 その会社にとって必要不可欠な資格が最高です。

■会社の歯車として欠かせない人間になることが一番なのです。

大きな観覧車でも小さな歯車が1つでも欠けると動きません。 歯車になれば、その会社には欠かせない存在ということです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

どうしてみんな独立系の資格を目指すのでしょうか。 苦労して資格を取っても1人では絶対に食えません。

ましてや、そこは苫小牧でしょ。 中小企業を診断することよりも、

牛を診断する方が大切なんです。

いかにしてその会社の中で歯車になるかを考えるのです。

でも、歯車になることはとっても大変です。だから、 まずは会社のビスになることから始めるとOKです。

100%そこになくてはならない存在を目指すべきです。 くだらない資格を目指していると時間と信頼を失います。

大きな観覧車には何千もの小さなビスが埋まっています。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━