砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1310滴:所詮、女の武器

デンターシステマで右の奥歯を丁寧に磨いていた私は鏡の中を覗き込むと、 親知らずが1本も生えていない事実を思い出した@おこちゃまの杉山です。

ちなみに、念のため舌の先で右の奥から順番に数えたら28本ありました。

ですから、人間として貴重な歯を4本も損していると思うと腹が立ちます。

さぁ、そんな43歳になっても少年の心を決して忘れない昭和の僕が好き ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■彼女は、BMWのドアをゆっくり開けると、

左足から丁寧に降りた。澄んだ瞳は美しく、 50代後半とは思えない芳醇な美肌だった。

■私は「お久し振りです」と笑顔でもてなした。

すると、彼女は真珠色の袖から手を伸ばした。 口元が緩むと「嬉しいわ」と握手を交わした。

■そのときの私は、まるでフィリップ・マーロウのような気分だった。

行きつけのお店のテーブルに肘をついたままウエイトレスを呼んだ。 低い声で「今日のランチを2つ」と言った。そこはデニーズだった。

■「ようこそ!デニーズへ!」という明るい掛け声が、

私の中に1つのいら立ちとなって浮かんでは消えた。 彼女は「今日は仕事のお話なのね」と目を輝かせた。

■そう、私はある仕事を彼女に依頼するためにここまで来たのだった。

西の壁に掛かった時計の針は円盤を半周ほどした。要は、30分だ。 私は、概ねの説明をし終えた。彼女は「少し厄介かもね」と言った。

■グラスの中の氷を右の奥歯でかじった私は、残念だった。

それは、彼女からのたった一言がなかったせいだからだ。 仕事の中身の前に、なぜ「ありがとう」が言えないんだ。

■このようなケースでは、男は必ず「ありがとう」の一礼を先に述べる。

それが仕事にならなくてもだ。一方、女はてめぇのことしか考えない。 間口が狭い上に奥行きまでが浅いまるで1Kの古いアパートみたいだ。

■この私が、今日のランチをワリカンにしたい!と思ったくらいだ。

ほとんどの場合、女社長が成功したのは100%女だからなんだ。 それが男だったらとっくの昔にいない。女の武器を使っただけだ。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

私は「ありがとうございますだろ!」とここまで出ました。 ここまでというのは丁度、のどぼとけの真ん中あたりです。

男まさりで勝つ女社長はいないのよ。 必ず女の武器を使っているはずです。

例えば、ある有名な社長に会うにしても、 あなたが女性だったから会えただけです。

それをなにを勘違いしたのかは知りませんが、 私はアポ取りが上手い!と触れ回っています。

女なんてほとんどそうよ。 例外は1つもありません。

でも、中には「私は女の武器を使っている」と、 自覚している女社長もいるはずです。立派です。

そーいう頭のいい女性は、お仕事を紹介してもらったら、 まず最初に「ありがとうございます」とお礼を言います。

すると、こっちも「デザートでも」と言いたくなります。

こっちは、貴重な時間を割いてデニーズまで着ているし、 2人分のランチ代(1800円)を払うつもりなのです。

それなのに、てめぇの都合しか考えていない女社長など、 東海北陸自動車道でパンクして路肩で止まれと思います。

商売でまともに競い合っても男には勝てません。だから、 頭のいい女社長は、上手に女の武器を使いこなすのです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━