砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1324滴:器以上に水は入らない

車のワイパーがフロントガラスの真ん中で止まっているのが許せない私は、 ジャスコの駐車場に止めてあった車に手を掛けた@時効だと思う杉山です。

ちなみに、どうしても生理的に耐え難いので元に戻そうとネジ込みました。

ですから、その途中でグロリアのワイパーは「バキッ」と音を立てました。

さぁ、そんな12年前の初夏の出来事だったので所有者も忘れているはず ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■今、急激に小さな会社の業績が落ちてきています。

多くの場合、その会社の社長の年齢は50代です。 近所の会社を調べると気持ち悪いほど明らかです。

■そして、落ち込んでいる原因は、

社長が年を取ったからなんです。 これ以外の原因などありません。

■絶対に社長を超える社員はいません。

巷には優秀な若者が溢れていますが、 優秀な若者は上場企業に就職します。

■15年前のクレスタに乗っている社長の会社に、

レクサスに乗っている若者は見向きもしません。 また社長は、自分より格下の者しか好みません。

■ってことで、社長の器がその会社の限界です。

当然ですが、器以上に水は絶対に入りません。 社長を超える社員など100%存在しません。

■15年前の社長は、頭が悪くても行動力があったので、

そこそこの売上げは確保できました。でも、今日では 脳の細胞が死滅して頭が悪くなり過ぎてしまいました。

■だから、会社の業績が落ちてきたのです。

頭の悪い社長が今日の会社の限界なので、 社員もそれに見合った人間が集まります。

■たったそれだけのことです。しかし問題は、

他社の社員が優秀に見えてしまうことです。 それは、その会社の社長が優秀だからです。

■今ある手持ちの駒で勝負するしかありません。そして、

小さな会社は社長の息子が継ぐしか存続はできません。 老いた社長が選んだ社員に優秀な奴はいないからです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

「うちの社員はデキが悪い」とか耳にしますが、 それは、社長のデキが同じくらい悪いからです。

社長は、好んで自分よりも格下の者を選びます。

岐阜にある小さな会社で東大卒の若者が面接を受けても、 100%合格しません。いくら性格がよくても無理です。

それどころか、頭も性格もいい奴など、 社長から見れば許せない存在なのです。

だって、岐阜にある小さな会社の社長の多くは、 県立岐阜商業高校を誇りに思っているからです。

だから、それ以下の人間しかきっと受け入れようとはしません。 あそこのOB会には目を背けたくなるほど怖いものがあります。

塾の先生が、うちの娘に「卒業しても大変だから受けない方が…」と、 受験するのを思い止まるように懇談で目を伏せながら言ったほどです。

今、私は命がけでこれを書いています。

お話を戻して、小さな会社は社長の息子が継ぐべきです。 じゃなければ、一代限りでその幕を下ろすのが正解です。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━