小4のときジャンケンに負けて仕方なく缶蹴りの鬼をやっていた弘道君に、 8人が一斉に缶を蹴りに飛び出してきた@思わず泣いてしまった杉山です。
ちなみに、8人の名前を叫ぶ前に100%缶を蹴られるに決まっています。
ですから、小嶋美紀ちゃんだけが「それはダメよ」と注意してくれました。
さぁ、そんな今でも8人の顔を忘れていないので順番に片をつけたくなる ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■今日にでも縁を切っても差し支えない友人から相談がありました。
そいつは「お店の売上げを倍にするためにネットを使いたい」と、 未だにダイヤルアップ接続なのにとっても偉そうに抜かしました。
■「お前んとこ喫茶店じゃん。なに売るの?」とヤル気のない私。
「ちょっと前にオリジナルのソースを開発したんだ」とそいつ。 「100%売れん。命かけても絶対に売れん」と言ってやった。
■すると、そいつは目を落として顔を赤らめました。
なんだか私がイジメているような空気だったので、 仕方がないからそれらしいことを少し考えました。
■そこで思ったのは、結婚式の引き出物のカタログです。
あれは非常にいいツールです。なにがいいかと言うと、 一定の金額の中で好きなものを選べるということです。
■それに引き換え、喫茶店のメニューは実に鬱陶しいです。
1枚のメニューの中にたくさんの価格帯が載っています。 そこで「3000円のカタログを売れ」と提案しました。
■そのカタログの中の商品を自由に選べるという権利です。
人は物が欲しいのではなく権利を手に入れたいだけです。 マイルを貯めたいがために飛行機に乗っているだけです。
■ってことで、ギフト券にもなるようなカタログを売るように勧めました。
知り合いの3社が、これを取り入れてすでに成功していると言いました。 でも、そのときに思いついたので、そんなものはだれもやっていません。
■しかし、そいつは目を輝かせながら「やってみるよ!」と叫びました。
挑戦は大切なことです。多くの人は、物品が欲しいのではありません。 それを手に入れることができるという権利が欲しいだけだと思います。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
そして、これは約3ヶ月くらい前のお話なので、 その後、そいつがどうなったのかは存じません。
私は、自分の言ったことに責任など持ちません。 そんなもん持っていたらなにもお話できません。
責任と脂肪は、できるだけ少ない方が楽に動き回れます。
たしかに品数も大切ですが、選択のストレスもあります。 それがいくつもの価格帯の中にあると腹が立ってきます。
まるで星一徹のようにちゃぶ台返しをやりたくなります。
この中からご自由にどうぞ!という権利を売りましょう。 10人の中で2人は、きっと忘れて使わないと思います。
商品を買ったからポイントカードを提示するのではなく、 ポイントカードを埋めたいがために商品を買ったのです。
そう、最初からあと2つで埋まるカードを配りましょう。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━