砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1370滴:黄色いキュウリの花、赤いバラの花

横浜で調剤薬局を営む女社長が「46歳でもアラフォーでいいのね?」と、 真剣に答えにくい質問を本気で訊ねてきた@アラフィーだと思う杉山です。

ちなみに、アラフォーとはaround40の略で35~44歳の女性を指します。

ですから、惜しいですが46歳だと確実にaround50のカテゴリに属します。

さぁ、そんな間が抜けた感じのアラサー(around30)よりはマシだと思う ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■よく「自分を変えたい」という社長がいます。

仕事も家庭もすべてひっくるめて変えたいと。 でも、残念ながら変われるはずもありません。

■黄色いキュウリの花が赤いバラの花に変わったなんて、

43年間の人生の中で一度も聴いたことがありません。 しかし、それと同じことを多くの社長は望んでいます。

■そう、たとえ今日の自分を変えることができたとしても、

昨日までの自分は一体どこに行ってしまうのでしょうか。 昨日までの自分を否定したら今日の自分も存在しません。

■同じ26cmのリーガルの靴がお店に並んでいました。

でも、それがすべての人に心地良いとは限りません。 靴のサイズが同じでも合わない人はたくさんいます。

■黄色いキュウリの花は、黄色いキュウリの花として、

ひっそり生きればいいんです。そこで背伸びをして、 赤いバラの花になろうと上を見るから間違うのです。

■親父は生前「お前は一番上に立つ人間じゃないから」と私に言いました。

黄色いキュウリの花は、黄色いキュウリの花として生きるべきなんです。 親が赤いバラの花じゃないんだから、その息子も同じに決まっています。

■そんなことも理解できない社長がそこかしこです。

持って生れたものは絶対に変わりっこありません。 そのカテゴリの中で研鑽すれば満足するはずです。

■もっと自分のDNAを大切にすることです。

今から変わる必要など1ミリもありません。 黄色いキュウリの花もけなげで美しいです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

私の親父自体が究極のナンバー2でしたから、私も きっとそのような生き方が似合っているのでしょう。

バカの一つ覚えみたいにバラとか派手な花を好みますが、 明らかに分不相応だと目に映ってしまう人間が多いです。

無理にステップアップなどする必要もありません。

同じ靴のサイズでも合わない奴はたくさんいるんだから。 その靴のサイズの中で地味に存在を示せばいいだけです。

人生、いぶし銀です。

赤いバラの花のような奴は、生まれた時点でそうなのよ。

しかし、黄色いキュウリの花よりも赤いバラの花の方が 美しくて格が上だと決めたのはあなた自身だと思います。

だって、万物にランキングなんて絶対にないはずだから。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━