砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1404滴:羽含む

午後3時。戸棚の奥に並んでいた季節限定の「えんどうまめプリッツ」と、 スパイシーチキン風味の「ビアプリッツ」を一気に食った@辛い父親です。

ちなみに、我が家では季節限定の商品を独り占めすると確実に叱られます。

ですから、前者の空箱は1階の、後者の空箱は2階のゴミ箱へ捨てました。

さぁ、そんな4時間後、警察犬並みの嗅覚を持つ次女に延々と説教された ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■よく「社員や部下を育てる」と言いますが、

それを言う社長や上司はろくでもないです。 そんなことをある社長からお聴きしました。

■親じゃないんだから、

社員を育てることは、 社長にはできません。

■ましてや「○○君は本当に成長した!」なんて言語道断です。

それは「私のおかげ」と言っているのとなんら変わりません。 しかし、ほとんどの社長連中は無意識のうちに喋っています。

■それは、頭と性格が悪いからです。

脳ミソが半分以上も腐っています。 と、ある社長がおっしゃいました。

■私は、そんなこと思ってもいません。

そう、すべての社長は立派なんです。 私は、死ぬまで社長を愛し続けます。

■育てるというのは、

高圧的な言葉です。 高飛車な表現です。

■世の社長や上司がやらなきゃいけないことは、

育てるのではなく、育(はぐく)むことです。 言っている意味は同じでも気持ちが違います。

■育むとは、親鳥が雛を羽で抱きかかえて守る、

「羽(は)で含(くく)む」という意味です。 育てるという言葉を使った時点で終わりです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

着席。今日の国語の授業を終わります。 実に日本語には奥行きがあるものです。

26の記号が並んだだけの英語とはえらい違いです。 いい?育てるのではなくて両手でやさしく含むのよ。

そう、まるで金八先生の気分です。 たったの1回も観たことないけど。

何気なく、さり気なく、悪気なく放った言葉でも、 相手からすれば高圧的に感じることもあるのです。

お得意様の前で、上司が「○○君は成長した。育った」と言うのは、 「こいつは私の言う通りにしたから立派になりました」と同じです。

何様のつもりでおるんじゃ!と右隣の○○君は思います。

親鳥が雛を羽含むような気持ちで部下に接することです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━