高校1年とき現代国語の授業で「杉山、この小説の感想を言ってみろ」と、 真鍋先生から指されたけど1行も読んでいなかった@逃げ切った杉山です。
ちなみに、芥川龍之介の『羅生門』か夏目漱石の『夢十夜』だったような。
ですから、椅子からゆっくり立つと正面を向いて「感無量」と答えました。
さぁ、そんな美術では白紙で提出して「絵にも描けない美しさ」と笑った ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■オリンピックも幕を閉じて静かになったと思ったら、
その余韻を楽しむかのようなテレビ番組が多いです。 数々の勇姿をハイライトで感動的に描写しています。
■すると、必ず現れるのは「一生懸命って素晴らしい」とか、
「世の中は、やればできる」とか「うちの息子も」という 身の程知らずというか世間知らずの人間があふれ出します。
■あれって67億分の1なの。
絶対にやってもできないし、 あなたの息子には無理です。
■オリンピックに限らず、世に出ている成功者、
もっと言えば、あなたが目にした立派な人は、 世界中に 0.000000000001% も存在しません。
■そうなると、すでに蜃気楼とか幻の世界です。
地平線上に見える遠くのモヤモヤと同じです。 遺伝子レベルで操作しないと絶対に無理です。
■たしかに、一生懸命にやることは素晴らしいことかも知れません。
でも、その対象が違います。自分の可能性に向かって挑戦しても、 間違いなく崩壊する前のベルリンの壁が立ちはだかると思います。
■そう、一生懸命にやらなきゃいけない対象は、
この程度でいいだろうと思う気持ちなのです。 秘めた可能性に向かって努力するのではなく、
■この程度の仕事で食っていけりゃ幸せ!という、
この程度で食えるように頑張ることが大切です。 果てしない一生懸命ほど怖いものはありません。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
一生懸命は、間違いなく素晴らしいです。 でも、その使い方とその対象が問題です。
槍でヘリコプターを撃ち落とそうと頑張ってもムダです。 ま、この程度でいいや。。で食って行くことも大変です。
この程度を維持しなきゃいけませんから。
一生懸命に手を抜いてそれを持続させる努力が大切です。
決して高山病にかかるような頂点を目指すのではなく、 六合目で生活ができるように一生懸命に努力をします。
そーいうことは、どの本を読んでも書いてありません。 売り難いし売れないから。売れる本はウソばっかです。
果てしない一生懸命をあおる安い世界と決別しましょう。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━