例えば起業家は、いい人脈を作るために、商売の販路を増やすために、 あるいは人生の研鑽を追求するために多くの人々と出会おうとします。
そこがリアルな異業種交流会であれ、ネット上の集まりであれ。
でも、もうそーいうのは「昭和の化石」だと思うんですよね、私。
一昔前に流行ったセミナー会社。要は、いろんなセミナーを開催し、 その会費等で運営をまかなうシステムですが、今では青色吐息です。
しかし、いまだにそれをやり続けている会社が多いのも事実です。
他に能も何の案もないからでしょうが、傍目に痛々しいです。
すると「でも、そこには立派な経営者もいますよ」と口を揃えたように言う 連中がいることもこれまた事実。
ほう。立派な経営者ねぇ。何を持って立派なのかは存じませんが、 基本的にビジネスの世界では「仕事ができる=立派」なのでしょう。
では、言わせてもらえば、そこにいるのは立派だった経営者では?
要は、過去に仕事ができた年老いた「昭和の化石」じゃないですかい?
異業種交流会とかネット上の集まりの中でワイワイ楽しくやっている連中は、 すでに生涯賃金を稼ぎ切った人たちです。
なのにその連中たちとの出会いを求めて若い起業家たちが群がります。 昭和の化石と一緒にマイム・マイムを踊っても、老け込むだけだぜベイベー。
その場に仕事が“現在進行でできる奴”がいるかどうか見渡して下さい。 絶対に居ないって。
できる奴は、群れることを非常に嫌います。何のメリットもないどころか、 予想もしないデメリットだけが襲ってくるために。
お年寄りを喜ばせるボランティアが趣味ならば、たむろせばいい。
しかし、そのお年寄りは確実にあなたよりも資産を持っています。
だったら、そんなことやっている場合じゃなかろうに。
┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────
いい人との出会いは、十把一絡げでは得られません。
セミナーとか講演会に行ってご覧なさい。 前の方の席でガーガーいびきを掻いて寝ている初老のデブがいますでしょ。
でも、誰も注意をしない。それは注意できない「昭和の化石」だからです。
あの社長には逆らえない。という人間にろくな奴はいません。
とは言え、過去の体験から得たノウハウを語ってくれることもあります。 しかし、それってどう考えても後付ですよね。
後からでは何とでもトッピングして言えるものです。
だから、絶えず現在進行形で考え、動いている人の意見しか 今の自分自身には当てはまらず、参考にはなりません。
第一、その時代が違いますでしょ。
ベイ・シティ・ローラーズが流行った1970年代と東方神起の現在と。
すると「いや、時代が違っても経営に対する考え方は…」とみんな言います。
ネットがなかった昔と普及しまくる今との違い。 ネットが普及して失われた業界もあるんだから。
いつまでも「昭和の化石」と遊んでいる場合じゃなかろうに。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━