今日も5時に起きた。一晩中、テレビが放送されているのは日本くらいだろう、この時間の韓国では砂の嵐だった。6時を回ったくらいに窓の外を撮影した。
日本よりも日の出は若干、遅い。そろそろ梅干が無性に食べたくなってきた。
朝食として鮑(あわび)のお粥。感想は、あえてノーコメントということで。
世界遺産の昌徳宮へ行った。これは正門の敦化門だが、信号が邪魔だった。それに、あろうことか赤だったし。
仁政殿へと続く道。何ともいえない空間が目の前に広がった。
昌徳宮の中心的な場所で宮内外の公式行事が執り行われた荘厳な仁政殿。高い所から王の気分になって見渡してみた。
実に色鮮やかな色彩だと感心した。この塗料は、防腐剤の役目もするらしい。
大造殿について解説するユン(尹縣兒)さん。2人の子どもがいるとのこと。100%善意ある撮影だったが若干、殺気を感じたので慌てて録画を止めた。
日本の梨本宮家から政略結婚で嫁ぎ、大韓帝国最後の皇太子の妃となった李方子(り・まさこ)が晩年を暮らした楽善斎。1989年に亡くなった。
「1989年なんて最近のことだ」と行き場のない悲しい想いに駆られていたが、ロッテ免税店のアイスクリーム店でコーヒーアイスを食べたら普通に回復した。
朝鮮王朝時代の歴代王族が眠る王陵へ向かった。迎えてくれたのは丁字閣。
正面なのに棟の側面のデザインが施されている。「横から失礼します」というへりくだった意味らしい。侘寂(わびさび)とは異質の風情を感じた。
王陵だが、ピラミッドや古墳と比較すると驚くほど小さかった。それほどまでに贅沢を禁じた慎ましい時代だった。王自ら率先するとは立派なことだと思った。
思いに耽る私を横目にランチタイムを楽しむ地元のサラリーマン。世界遺産に登録されたのが昨年なので、それまで同様、芝生の上で楽しんでいるようだ。
私もランチタイムを楽しもうとすぐ近くの店に入ったが、ここに画像を載せるのもためらいたくなるほどそれは不味かった。今、思い出しても吐き気がする。
話のネタにと南大門市場へ行ったが、個人的には耐え難い場所だった。
再び明洞。マクドナルドもケンタッキーもあるので最も安心な場所に思えた。そこでクルタレ(ハチミツを伸ばしたお菓子)作りを目の前で実演してもらった。