砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1889滴:人を好きになるということ

好きじゃない人っているじゃないですか。

嫌いではないけど好きでもないという人が。

生理的に嫌いだったら簡単なんですよね、遠ざければいいだけですので。 それにあなたが社長だったら、生理的に嫌いな人間などまず採用しません。

問題は、嫌いじゃないけど好きでもない人間をどう捉えるかです。

上下関係があり、あなたが上下関係の「上」だった場合、 まずは「下」の相手を変えようとします。

でも、絶対に変わりません。

それに努力して好きになるものではないですし。

例えば、箸の上げ下ろしさえムカつくと言いますが、 その人の箸の上げ下ろしを改善すれば好きになりますでしょうか?

なりませんよね~。その次は、寝顔に濡れタオルを被せたくなるはずです。

そうなんです。努力して嫌いな部分を克服しても、 また必ず同じ容量分だけ嫌いな部分が出てきます。

好きな部分と嫌いな部分の絶対量とその比率は変わりません。

その人を変えようとするのではなく、自分を合わせるわけでもなく、 その人のままを今の自分が受け入れられるかどうかが1つの尺度です。

┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────

まぁ、ウルトラCの答えではありませんでしたね。 というより、きっと答えがない世界でしょうし。

「嫌い」は簡単ですよね。 厄介なのは「好きじゃない」というカテゴリです。

一層のこと「嫌い」に昇格してもらったほうが相手は楽です。

そこで、ここ数日、体調が悪い私を心配してくれた数人のみなさま、 また、このままズッと苦しみ続けろと念じていた数多くのみなさま、

完全復活いたしやした!

今だったら栗蒸し羊羹の一本食いはベリーイージーです。

「あの人のこと、好きじゃないんだよね~」 「だったらこの際、嫌いになってあげたら」

では、また次回、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━