一週間前に手帳にメモした「マキロンして送る」という一文が意味不明で、 2時間ほど悶々としていた@意味が判ると腹を抱えて大爆笑した杉山です。
ちなみに、ほとんどの人が「濡れ手で粟」を「濡れ手で泡」と書くみたい。
ですから、たった今この事実を知って驚愕している人も多いことでしょう。
さぁ、そんな「スキャン」という文字が汚くて「マキロン」と勘違いした ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
「探すことは上手でも考えることは下手だよね」と言ってやりました。
今って何でもネットで見つけることができるじゃないですか。 渋い旅館もその目的地までのアクセス方法も何でも簡単にググれます。
ただ、それは博識とはまったく意味合いが異なり、 単に字ヅラを探し当てるのが上手いだけなんですよね。
そんなことをベンチャー気取りの若い社長に言ってやりましたがね。
マウス転がしているだけの若造が偉そうなことをほざくんじゃないと。
工事現場でツルハシ持って一人前ですよね。 まぁ、私も持ったことも触ったことも年賀状に描いたこともありませんが。
そしたらムッとした表情で私の顔を凝視しました。その生意気な若造は。
そこで「私の、どのへんが、ムカつき、ますかね?」と、 まるで戦場カメラマンの渡部陽一のような粘着質の口調で訊ねてみました。
すると若造社長は「いやあ・・・」と苦笑するだけでした。
そうなんです。これは素晴らしい殺し文句なんです。
明らかに自分のことを煙たがっている上司がいたとします。
その上司に向かって「○○課長は私のことが嫌いですよね。 私のどのへんがムカつきますかね?直しますので教えてください」と、 できる限りゆっくりと低い声で言ってみて下さい。
まず、今まで以上に険悪な関係にはなりません。
お互いの腹のうちを探る数字当てゲームで例えるならば、 2ヒット1ブローくらいまで当たっちゃっています。
あなたは私のことを煙たがっている。 私はそれに気づいている。ひょっとしたら、 私もそれ以上にあなたのことが煙い(きもい)かも知れない。
このようなそれぞれの思いが交錯している空気を 一気に現実の世界へと引き戻す威力のある言葉が、
「私のどのへんがムカつきますかね?」なのです。
関係が改善されることはあっても、今まで以上に悪くなる確率は低いです。
┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────
ただ、保証はしません。それに私でさえもこれを使ったことは、 こいつとあいつとそいつの3人だけです。
まぁ、人生を楽しく過ごすためには、多少の犠牲も必要ですし、 面倒臭いだけの友人なら居ないほうがいいだろうとは思います。
来年からは、煙たがれるくらい頻繁にメルマガを発行しようっと。
では、また次回、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━