ときどき「僕は絵を描くためだけに生まれてきたのではないだろうか」と思うことがあるが、実際に筆を執ってみるとそうではない現実を電光石火で確認することができる。だが、絵画に関する造詣はムダに深い。ちなみに、造詣は「ぞうけい」と読んで「その分野について知識が広くて理解が深い」という意味だがね。ネットショップで１００枚セットの絵葉書を購入した僕は、１枚ずつ丁寧に確認したらアルフレッド・シスレーの『セーヌ川のほとり』だけがどこにも見当たらなかった。ど、どーいうこと？モーレツに面倒臭いが電話をかけよう。ま、当然のことだが、この決着がつくまでは支払いは留保する。
