砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1953滴:ライン上の悩める人々

阪急交通社から届いたDMを見ながら「大雑把なスケジュールなのかよ!」 と一人ツッコミをした@明らかに漢字能力が低下したと痛感する杉山です。

ちなみに、そのDMには「雅な香港・マカオ4日間」と書かれていました。

ですから、「雅(みやび)な」を「雑(ざつ)な」と読み違えていました。

さぁ、そんな一生に一度くらいは罰ゲームのような危険な旅もしてみたい ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

ある意味、デンジャラスな旅とも呼べるかも知れないですが、 鈍行電車で片道7~8時間までは平気です。

今、無性に鹿児島の枕崎へ行きたくてたまらないレベル4まで来ているので、 ふらっと岐阜から1216キロの旅に出るかも知れません。

当然、鈍行ではその日のうちに辿り着かないので新幹線を利用しますが。

だから、そんな楽しい話はどうでもいいんです。

野田派、小沢派というのは大きな会社の任侠の世界です。

小さな会社には「目に見える派閥」なんて存在しません。

そこにあるのは「ライン」のみ。

要は今、自分はラインに乗っているのかどうか、という微妙なものです。

たしかに「専務派」だとか「常務派」なんてのもあるにはありますが、 そもそも専務は社長の奥さんだし、常務は社長の実弟じゃないですか。

そんなものは傍から見れば、今日のランチにカルボナーラを食べるのか、 塩ラーメンを食べるのかというノミのスネ毛のような違いに過ぎません。

つまり、どちらを選んでみたところで会社がコケればそれでオシマイです。

そんな詰まらぬことに悩むのではなく、全社員が10人でも50人でも その組織の中のライン上に乗っかっているのかどうかが肝心なのです。

君たちにわかるかなぁ。。

僕にもよくわからないけど。

また、これはですね、出世とも一線を画していて、 ラインに乗っているからといって昇進できるというものでもありません。

そこが「派閥」と「ライン」との大きな違いです。

そして恐ろしいことに、「あ、俺ってラインに乗ってるな」と思っても、 乗っていないことが多いです。

そうです、乗っているのか否かは、本人では実際のところがわかりません。

雰囲気という周囲のかすんだ空気だけが暗黙の了解で認めるという あたかも芥川龍之介作品の行間を読むような微妙な世界なのです。

難しくてなんのこっちゃよくわからないという人が多いとは思いますが、 そんな人は間違いなくラインの「ラの字」にも乗っていないでしょう。

┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────

どんなに長旅でも車窓がもったいないので絶対に眠ることはありません。

でも、お客さんと面と向かって話している最中に意識が飛んだことは 何回もありますが。

私が思うに、私の生き方そのものに 何かしら欠陥があるんでしょうねぇ。

でも、そんな自分が可愛くて仕方ありません。

会社組織だけでなく、自分の生き方においても 「ライン」というものが存在するのではないでしょうか。

この「・・・でしょうか」という問い掛け文がカッコよくて 親指の健康爪と同じくらい大好きです。

ただ、私の場合、この問い掛け文の最後には「?」を付けません。

それが私のルールです。

相手に訊くんじゃなくて意見を押し付けているんだから。

では、また次回、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━