砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

昼下がりのペン習字

昼下がりの山本情事の如くペン習字を楽しもうと思った書道6級、英検3級、柔道初段、人生冗談の杉山です。ココ、杉山様検定3級試験に出るから要チェック!そのとき僕はペン習字の師匠である河口英子先生と喫茶らんぷ北一色店にいた。太めいや、ふと目を左斜め45度に向けると銀色の窓枠の中にチョークで描いたような真っ直ぐの白い雲と午後一番のカクテルに似た青い空が広がっていた。「英子先生、白い雲が長良川のように滔滔と流れているようですね」と僕が言った。「そうね、そんな気分ね」と彼女は面倒臭そうに微笑むとストロベリーワッフルをダイソンの掃除機並みの吸引力ですすった。その17秒後、彼女は「一句浮かんだわ」と真顔で笑った。私は真顔で笑う人間を初めて見た。スッと背筋を伸ばした彼女は「白い雲 綿菓子だったら 食べるかも」と詠んだ。「先生、季語は綿菓子だね!最高だぜぇ!」と便宜上、盛り上がったフリをした。この物語は捏造、虚構&大嘘です。英子先生、心からすびばせん。