本当は「近くのコンビニへプリンを買いに行く」と書きたいのに「へ」が、 カタカナに見えてしまうので断念する@これでも気を遣っている杉山です。
ちなみに、カタカナの場所+へ+カタカナの場合は必ず「に」を使います。
ですから、上記の例えでは「近くのコンビニにプリンを買いに行く」です。
さぁ、そんな発音は「コンビニに」より「コンビニへ」の方が言いやすい ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■とっても美味しいと評判の豆腐屋があります。
1丁500円以上の超高級な豆腐もあります。 そこの店主から値段について相談されました。
■どうやら新しい豆腐を作ったようです。
今までの英知を集めた逸品の豆腐です。 私は、目の前の豆腐に箸を入れました。
■それは、日本海寄りの寒い地域に暮らしている秋田美人のような
実に美しいホワイトです。そんな秋田美人を見たこともないけど。 だから、ものの例えです。私は、形を壊さぬよう箸を入れました。
■エリック・サティの『ジムノペディ』のような緩やかな速度でね。
そして、私は「メープルシロップをかけると美味しいかもね」と、 軽いジョークを飛ばしたら明らかに彼は不機嫌な顔になりました。
■彼曰く1丁を1000円で売りたいそうです。アチョー!って感じです。
私は、味覚の分岐点についてお話をしました。いくら美味いといっても、 人間の味覚には限界があります。豆腐なら800円を超えたら同じです。
■よっぽど美味い豆腐でも800円を超えたら、
1万円の値をつけたのと同じことになります。 お客さんからすれば高ッ!としか思いません。
■いくら素材にこだわって手間暇をかけてみたところで、
お客さんには間違いなく伝わりません。それどころか、 暴利を貪るような悪いイメージしか与えないはずです。
■かと言って、お店側にもそれなりの言い分があります。
味覚の分岐点+10%にしましょうと私は言いました。 豆腐は880円を超えたら白い宝石と同じになります。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
別に豆腐とか食べ物に限ったことではありません。
例えば、住宅です。すっごく立派な柱を使ったり、 錆びないような高い釘を見えない場所に打っても、
住んでいる人間には心地良さの分岐点があります。
同じ家でも3000万円だから心地が良いのであって、 それが軽く5000万円を超えるとかえって窮屈です。
必ず人間にはそれなりの味覚の分岐点があるはずです。
この私が言うんだから間違いないッ!
いくら原価が900円も掛かったからといって、 豆腐の値段をその2倍にしてもまず売れません。
そんなものを作る方が間違っていると言われるだけです。 ものにはものの分岐点とその限界値が必ずあるはずです。
一般的な常識である味覚の分岐点+10%が限界値です。
すびばせん。モーレツに睡魔が襲うのでちょっと寝ます。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━