砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1207滴:正しい珈琲の運び方

私の可愛い『100滴本』を読んだ藍川中学のときの同級生から呼ばれて、 コメダ珈琲で無意味な時間を過ごした@もう二度と会いたくない杉山です。

ちなみに、「お前、テスト前に勉強しないと言って勉強してたよな」と彼。

ですから、「よくこんなウソが平気でつけるな」と真顔で私に言いました。

さぁ、そんなだから同級生とか過去を知っている岐阜市民はとっても嫌い ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■私が藍川中学2年のときの理科の先生が興味深いことを言いました。

彼女は、村上先生といって1人でボケて1人で突っ込んでいました。 ここって笑わなきゃいけないところ?と幼い私は戸惑ったものです。

■彼女は、なぜか独身でした。

30歳を目前にした彼女は、 明らかに焦っていたんです。

■だから、そんなことはどうでもいいんです。

彼女は「珈琲の運び方って知ってる?」と、 幼い少年少女に向かって真顔で訊ねました。

■私は、大いに戸惑いました。「手で運ぶ」と言うと、

なんの面白みも新鮮さも味わいもないと思いました。 そう、私たちは大人に配慮する中学生だったのです。

■彼女は、誇らしげに「ウエイトレスさんはね」と言いました。

そして「トレイの上に珈琲があると思って運ばないのよ」と、 私たちの想像を絶するほどまともな答えを言い放ったんです。

■「えぇ~?それは一体どういうことなんですか?」と、

ちびまる子ちゃんでいうところの丸尾君のような奴が、 わざとらしく手を上げたので私は、野口さんのように、

■「クックククッ…」と笑ったものです。本当にいい時代だった。

「意識をしないこと」白いチョークを片手に彼女は言い放つと、 「珈琲があると思うとそれに歩調を合わせるでしょ。するとね、

■トレイの動きに合わせて珈琲が波打つからこぼれちゃうの」と、

とっても興味深いことを言いました。そのとき私は思いました。 自分の歩調をなにものにも合わせない方がきっと正解なんだと。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

村上先生は今、一体どこでなにをしているのでしょうか。 知っている方、間違っても教えてくれなくても結構です。

私は、明らかに文系ですがドップラー効果とか、 ブランウン運動について激しく知識があります。

要は、チマチマした計算が生理的に嫌いなだけで、 理論や理屈はクジラの竜田揚げより好きなんです。

あ、今、バカにしたね?

私にとってクジラの竜田揚げの存在は、 中日の岩瀬投手の存在に等しいんです。

だから、そんなことはどうでもいいんだってば!

珈琲をそろ~っと運ぼうとすると確実に波打つはずです。 それを意識せずに運ぶとまずこぼれることはありません。

自分が歩くリズムのことを歩調と言います。間違っても、 相手や自分が抱えるものに合わせる必要などありません。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━