秋だ。これから何かと理由をつけては徒党を組んで居酒屋で盛り上がろうとする君たちがいる。そこで今回は「最もデンジャラスな飲み方」について語ろう。それは、ある画期的な事業を思いついた会社の幹部、または起業家たちが「よし!これでいける。今夜は祝杯だ!」と夜の街に繰り出すパターンが代表例だ。お前たち、まだ1円の売上も上げてないじゃん。飲み代がそのまま赤字だろ。だよね?それはまるで金田一耕助シリーズに登場する等々力警部の「よし、(犯人が)わかった!」というシチュエーションとまったく一緒じゃん。それで上手く行った例は過去にない。やれやれ、こーいう連中が多いというか、秋の居酒屋にはこーいう連中しかいないよね。もっと恐ろしいことに「午前中のミーティングで1億は稼いだな。次はどんな事業をやろうか。あ、お姉さん、砂肝と唐揚げちょうだい」という展開に100%なるんだよ。もう一度言おう、お前たち、まだ1円の売上も上げてないじゃん。この後、間違いなく空中分解する。