親しみを込めてタケスイと呼ぼう。2005年には入館者数がピーク時の29万人から12万人まで激減したタケスイ。歴史だけは古く建物もボロボロで当然、廃館も検討されたが、あんなことこんなことで踏ん張り2015年には初めて30万人の大台を突破した。その後、さらにグイグイと進化を続けると4ヶ月間のアップグレード休館を経て2018年の元日にリニューアルオープンとなった。水族館プロデューサーという別の顔を3日前から持つこの僕としては当然、行かざるを得ないよね。だから、行ったがね。
蒲郡市が管理・運営を行っているとは言え、入館料がたったの500円だよ。あの名古屋港水族館は2000円、その鳥羽水族館は2500円、昨日今日できたばっかの京都水族館ですら「わてらからすればたったの2050円どすえ」だとよ。手描きのカブトガニのポップ、いいですねぇ。実にいい。
飼育スタッフも「魚たちを見る」ばかりではなく「お客さまと触れ合う」ことにも力を注いだ結果、このように飼育スタッフ一人一人にスポットライトを当てている。素晴らしいじゃ内科外科泌尿器科。
8年ほど前にも訪れているこの僕だが、そのときと比べて館内がさらに重厚になったそんな気がした。
当然、君たちもご存じだろうが、これはオーストラリア肺魚のネオケラトドゥスだよね。だよね?また「飼いたい病」が勃発してきそうだ。
さらに「さわりんぷーる」という呼称の魚たちに触れることができるタッチプールにはタカアシガニもいる。しかし僕はと言えば、手が汚れると顔を濡らしたアンパンマンのように確実にパワーがなくなるので今回はタッチはご遠慮させていただきました。
「あなたの立派なウツボさん」だとぉ!ハハハ、ゴメンね。僕って今ではチンアナゴ並みなの大和田(爆)。
それはそうと再入館スタンプを左手の甲に丁寧に押してもらうと逆立ちしても行ける距離、つまりお隣にある小洒落たカフェ『POTTER』でモーニングサービスのパンを熱い珈琲で静かに押し流した僕がいた。
そして、タケスイ再び。吐くほど楽しい。100%うれしい。展示してある淡水魚と海水魚の配分が絶妙にこの僕チックだぜ。全力で頭をいーこいーこしてやるから館長、出てこいや!
そうこうしていると心がない僕でも心が満足した気になって体まで温かくなってきた。そうだ、この調子で豊川稲荷に行こう。で、行ったら時季が時季だけに確実に混んでいた。名物のわさびいなりを楽しみにしていたのに、どの店の前も大行列だったので『カドヤ』の「うなぎ丼(きも吸い付)」を食っただよ。お願いだから感想は聞かないでおくれよ。
食後の恒例行事に『スタバ@豊橋ココラフロント店』でチョコレートチャンククッキーをトールサイズのソイラテで押し流した。ふ、こんなイケてるジジイが豊橋くんだりのスタバにいるなんて豊橋市民は知る由もなかろう。
今日一日をバシッと振り返っていたらあっと言う間に1時間が経っていた。「ここにしかないものがなければ」見せ方を変えればいい。また「ここにしかないものがあっても」見せ方が悪ければ誰にも気付かれない。つまり、商品なんて粗悪でなければなんでもいい。そもそも今の時代、粗悪な商品のほうが稀少で貴重だろう。海っぺりだというのにイルカがいなくても知恵を絞って頑張るタケスイ。京都の真ん中で資金力にモノを言わせてこれ見よがしにイルカショーを行うキョウスイ。それでは、そろそろ今日の〆に入ろう。だから、京都人は嫌いなんだよ。
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