砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

本当の意味のヤル気:そもそも最初からそれをヤル気など微塵もないの

昨日、昔の同僚の真知子ちゃんと話をしているときにふと思ったのだが、サラリーマンは「杉山君、○○をやらないか」と上司に言われたら「杉山君、○○をやってくれるよな。これは業務命令だよ」という意味だよね。給料ドロボーと言われたくなければ、うんもすんもなくやらざるを得ないんだ。で、それが義務教育のシーンだったらどうだろう。「杉山君、君はデブだから体育大会で応援団長をやってくれないか?」と体育会系の先生から言われたとしよう。「(筋肉しか取り柄のない)先生。僕、嫌です」と返したら翌月の三者懇談の席で「お母さん、弘道君はせっかく依頼された応援団長を断ったらしいですよ。ヤル気がない子ですね」と言われるだろう。ハハハ、限りなくフィクションに近いノンフィクションだぜ。あのね、それって「このウシガエルを丸呑みしなさい。え?できない?ヤル気がない子だねぇ」というのと同じだお。弘道君からすれば、応援団長もウシガエルの丸呑みも同じことなんだ。あなたのおっしゃる「ヤル気がない」は「僕、応援団長をやりたいです!」と自ら手を挙げておきながら「先生。やっぱ僕、無理っぽいです・・・」って途中で投げ出した場合だろ。でもね、僕は最初から嫌や!っちゅうとるんや。そもそも最初からそれをヤル気など微塵もないの。「じいじ、なにいってるの?」と噴水で遊ぶ結衣ちゃんに手を引かれてハッと我に返った僕がいた。

買ってあげたばっかの帽子をかぶった結衣ちゃん