砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

SNSの愚:団地の中の個人病院

この夏に驚くほど成長しやがったヘデラやローズマリーなどを刈りまくっている真っ最中に数少ない登録者の中の1人から「あなたは大ウソつきですね」という内容のLINEが届いたので「この度はどうもすびばせん」と速攻で返した。外交以外はとりあえず謝罪をしておけば何事も無難でしょう。「反論してよ(笑)」「面倒臭ぇから縁を切るぞ」というやり取りすら面倒臭ぇ。彼曰く「戸建ての飲食店はSNSを利用すれば絶対に客は増える。バンバンやりまくれ」とこの僕が断言したらしい。まったく記憶にございません。その前にあなたの存在すらほとんど記憶にございません。まあいい。続けて彼曰く「たしかにFBやインスタで濃厚な常連客をたくさん作ることに成功しました。しかしその反面、彼らを敵に回すと厄介で一気に炎上して店の存続が難しくなるかも知れません」だって。おぉ、怖い・・・。たしかに濃厚なファンほど映画『ミザリー』に登場する勘違いババアとまったく以下同文だもんね。可哀想に常連客が増えれば増えるほど彼らの仰せのとおりにやらないとSNSで完膚無きまでに叩かれる。昭和中期の下手なヤ○ザ様より怖くてタチが悪いよね。それを専門用語で「団地の中の個人病院」とこの僕だけはそう呼んでいる。団地の中の個人病院は、評判がOKならば究極の囲い込みになるけど評判がNGならば閑古鳥が鳴きっ放しだぜ。これを機にSNSなどという安易な策に手を染めるのはやめにしたらどうなんだ。ところで君はどこのどいつなんだ?まあいい。

草を刈る