砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

我欲の変遷:所有から占有へ

ひ、ひたひ。ひたにほうなひふぇんはふぇひてひゃふぇれまふぇん。迷える子豚ちゃんたちのために翻訳すると「い、痛い。舌に口内炎ができてしゃべれません」だが「それ、ら抜き言葉じゃないの?正しくはしゃべられませんじゃないの?」と思った奴はブタ野郎だ。これは可能動詞でOKなのさ。弘道、あなたって年中無休でミスター・パーフェクトだわ。ふぇふぇふぇいや、ハハハ、雑右いや、ザッツ・ライト。ほら、ご覧。誰もがご存じのバローの中にある北欧倶楽部の似非オープンカフェでペラッペラのピザと紙コップの珈琲を満喫している僕がいた。代金は218円でテイクアウトならば214円だ。イートインなんて小洒落たことをしちまったぜ。これで今日一日の食事は終わりだよ。欲さえなければどうにでも生きていける素晴らしい時代だね。1円でも安けりゃ買った時代は昭和。とにかく所有することが唯一のステイタスだった。でも、令和以降は所有ではなく占有の時代だね。黒電話→プッシュホン→コードレス電話→携帯電話→スマートフォンと凄まじい変遷を体験してきた僕だが、結衣ちゃん&莉子ちゃんは生まれたときから「ジイジ、すまほでゆーちゅーぶみよ~♪」としゃーしゃーと言いやがる。そんな彼女たちが大人になる頃には物に対する欲は確実に所有ではなく占有となる。要は、名義なんてどうでもいいっちゅうこっちゃがな。車など10万円でも要らない。レンタカーで十分どころか免許さえも要らない。だって、関市くんだりに続く国道156号線ですら無人の車が自動運転で走行する時代なんだから。昨今の国を挙げてのキャッシュレスの波もまったく以下同文でお札を一度も見たことのない子どもたちばっかになるんだよ。スマホに表示される数字が自分の資産となれば、札束を数えた時代に比べて如実に所有欲は薄れる。だって、持っている感覚が0なんだから。ただ、人間の我欲は絶対になくならないのでその方向性と質が変化するだけのようなそんな気がする僕がいる。ところでまだひたひ。ひたふひてなみだふぁあふへそうなかんひふぇす。

北欧倶楽部