砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

AIに愛はない

大学病院に行ったら医療従事者や患者はもとより面会者もほぼほぼ全員がマスクを装着していたので花粉症で乾いた咳が出るたびに「あ゛ー、花粉症でつらい。も゛ーたまらん、スギ花粉」とイチイチ解説しなきゃならない殺伐とした雰囲気を満喫した杉山です。ま、この新型コロナウイルス、略して新コロの騒動も桜の開花までには終息するだろう。その根拠は疲弊した世間の心身が桜前線の話題でそっちへ向くから。よく知らんけど。はい、人間の心理と大勢順応主義の盲点と核心をついた巻頭文はここまでです。今日は結衣ちゃんの手術があった。とにかく無事に終わって何よりだった。そこで昨日のことだが、これまで4回ほど執刀してくれた医師が勤務日でもないのにわざわざ病室を訪ねると「かかりつけの先生から電話があったよ。よろしくって」と。うれしいじゃないか。風邪をひいたり熱が出たときに電光石火で駆け込む近所のかかりつけ医と大学病院の執刀医が懇意な間柄なのも偶然だが、みんなで応援してくれているようで偏差値76レベルでうれしいじゃ内科外科形成外科。文明の利器が発達して手術でも無機質なAIが執刀するような時代が訪れるかも知れない。でもね、今回のように血の通った人間がちゃんと活躍する場面がある限りAIには真似できねぇよ。この際、百歩譲って二歩下がろう。たとえそれができたとしてもぬくもりとしてこちらに伝わる体温はない。岐阜県に税金を納めて本当によかった。

愛しい結衣ちゃん