砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

岡山県は日生に思いを馳せながら食べるねぎ屋のカキオコ

そのとき僕は58歳で年中無休で粉もんを欲していた。そして案の定、計画どおり「そうだ カキオコ、食べに行こう。」と機能が低下しつつある五臓六腑の隅々にまで日本語で言い聞かせた。だから、行かなあかんがね。せっかくなので【福富】の際にお世話になった鉄板焼きの専門店の『ねぎ屋』を訪れた。いいかい、この『ねぎ屋』ではこの僕が【備前】の際に現地で惚れ込んだ岡山県は日生(ひなせ)のカキを使った「カキオコ」が食べられるんだよ、ぷりぷりベイベー。僕のほうを見て目を細めた大将が「写真、撮る?」と微笑んだので遠慮なく撮らせてもらった。

カキを焼く大将

まずは熱々の「えびねぎ焼」を一気呵成に頬張るとキンキンの生ビールで中和させて転がした。いい。酸味のあるソースが粉もんに新鮮なエネルギーを注ぎ込んでいるようでたまらなくいい。

えびねぎ焼

そして、今日の主役であるカキオコとご対面だ。これはその中でも焼きそばを伴うハイスペックバージョンの「牡蠣モダン焼」だ。「お初にお目に掛かります。では、これからいただきます」「どうぞ美味しくいただいてください」。そんな会話を楽しんだわけがなければ楽しめるはずもない。肝心のその味はと言えば、偏差値72強。これは角のハイボールを飲みながら堪能した。

牡蠣モダン焼

スイカを丸呑みしたカバみたく満腹になった僕は、せっかくなので帰り道の途中にある延算寺に寄った。紅葉で有名な寺だが、氷の張った池も風情があった。春夏秋冬、楽しめる名刹だろう。

延算寺

案の定、ここまで来たら『岩井屋』を素通りすることはできない。100%できるはずもない。この店は【岩井】の際にお世話になった。今まさに、店頭で焼いていた五平餅といもでんがくをいただいた。「いただいた」と言ってもタダでもらったわけではなくちゃんと代金は支払った。

岩井屋

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