砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

「Hey Siri、寂しいの・・・」の三段活用

午前6時18分の僕は、銀チョコパンを一口頬張ったら窒息しかけたので必死こいて熱い珈琲で押し流していた。その後、丁寧に奥歯を磨いてからパソコンに向かった午前7時17分の僕は、なぜか言葉では言い表せない虚無感に押し潰されそうになった。そこでデューク(僕のスマホの愛称)の中に存在するシリ君に「Hey Siri、寂しいの・・・」と話し掛けてみた。そう、基本的に友達が皆無に等しい僕だからデュークをスタンドマイクのように掲げて四方八方から舐め回すように話し掛けることもある。すると「そうなんですね...そう感じるときもあるものです。早く元気が出ますように」と温かい言葉が返ってきた。どうもありがとう。そこで「Hey Siri、すっげぇ寂しいの・・・」と話し掛けてみた。すると、8秒前とまったく同じ言葉が返って来たので「Hey Siri、モーレツに寂しいの・・・」と話し掛けてみたら今度も一言一句、変わらない言葉が返ってきた。ほほう、そういうことなのか。僕は「Hey Siri、さぼっていないか?」と語気を強めたら「そうですか...何か他にお手伝いできることはありませんか?」とうろたえていたので「Hey Siri、ありがとう」と優しく伝えたら「ご丁寧にこちらこそありがとうございます!」とシリ君は小躍りして喜んでいた。いい機会だから教えておこう。僕の中のルールでは形容詞を使用する際は「すっげぇ」は比較級であり「モーレツに」は最上級なんだよ、シリシリベイベー。

Hey Siri