砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

黒百合の茶飯定食と神々しい金沢城と近江町市場寿しを満喫した僕たち@石川県金沢市

あろうことか毎年の恒例行事となっちまった「お義父さん&お義母さんあとほんのちょっとだけ長生きしてね親孝行接待ツアー」を企画した添乗員&お財布代わりのギリギリ義理の息子です。ってことで、第10回目となる今回は石川県金沢市、君に決めた!僕一人きりなら名古屋から高速バスを利用するのだが、いつも義父である勝っちゃんが「カッコいい新幹線!」と高架の上を走る特急しらさぎを見て叫んでいるので現実を思い知らせるべく列車を利用することにした僕。勝っちゃんの念願だった特急しらさぎ5号に2時間半くらい揺られてたどり着いたJR金沢駅。まずは定番の鼓門を撮影しようにも観光客と言う障害物がなかなか0にならないので仕方ない。

JR金沢駅の鼓門

予定どおり午後1時も回ったことだし駅構内にある『黒百合』で単品の金沢おでんを満喫するつもりが「茶飯定食」を注文する羽目になった。できるだけ多くの品数の金沢おでんを味合わせてあげる上辺だけ優しい僕の計画が音を立てながら一気に崩れた。つらいもんがあるがまあいい。

黒百合の茶飯定食

その後、無料シャトルバスでホテルに向かった。ほう、20分間ほどで到着した立派なコンドミニアムっぽい重厚な『THE HOTEL SANRAKU KANAZAWA』の一角に郵便局が入っていたので女性のコンシェルジュに「郵便局が入っているんですね」と話し掛けたら「はい!以前は建物の全部が郵便局だったんです」と目を輝かせながら僕に歩み寄ってきて教えてくれた。この女性に限らずすべてのスタッフがザ・リッツ・カールトンのスタッフ並みにすっげぇ素晴らしかった。僕、ザ・リッツ・カールトンに一度も泊まったことがないどころか現物を見たこともないけど。

THE HOTEL SANRAKU KANAZAWA

チェックなインだけサクッと済ませて美しすぎる石垣が大好物の『金沢城』へと向かうつもりの僕だったが、いい年ぶっこいたせいで思っていたより疲労が17センチくらい溜まっていたので30分間ほど部屋で休憩した。ふ、これが35分間だったら明日の朝まで寝落ちていただろう。

670号室

フツーなら『金沢城』の黒門まで歩いて4分間くらいでたどり着くだろうが、スタン・ハンセンいや、いかんせん平均年齢が82歳の2人がいるゆえに10分間くらいかけてゆっくり歩いた。いい。そのご褒美とも思えるくらい逆光の『五十間長屋』は実に神々しく圧倒的に美しかった。

金沢城の五十間長屋

午後5時で閉門するらしいじゃないか。とは言え、日中の『金沢城』もOKだけれど日が落ちる頃の『金沢城』も泣けるくらい見事だ。河北門越しの乾いた光景をしばし眺めていた僕だった。

河北門越しの五十間長屋

僕一人きりだったらランチタイムに『黒百合』で食べた「茶飯定食」で今日の食事は間違いなく終わる。しかしながら「3食ちゃんと食べなければ死んでしまう↓」と思い込んでいる昭和初期生まれの2人が「晩ご飯は何を食べるの?」っぽい熱視線を浴びせまくるので金沢市民の台所の『近江町市場』に行った。ちなみに、岐阜市民の台所はバローだろう。でも『近江町市場』って困ったことに午後5時にはほとんどの商店が〆るんだ。ま、予め調べて知ってはいた僕だけど。

近江町市場

そこで唯一、夜まで営業している飲食店と言っても過言ではない『近江町市場寿し』に入った。当然のことながら満席だったので不本意ではあるものの12分間くらい店の外で立って待った。だって、この僕だよ。だから12分後、テーブル席に着くや否や生ビール、さらに2178円の「おまかせ握り(十貫)」を注文した。数量限定の「のどぐろの姿焼き」は誠に残念ながら午後3時に売り切れとなったらしい。とにかく満腹で終始笑顔が絶えない2人だったのでまあいい。

おまかせ握り(十貫)

黒百合の僕のレビューとマップ(詳細)はこちら goo.gl

THE HOTEL SANRAKU KANAZAWAの僕のレビューとマップ(詳細)はこちら maps.app.goo.gl